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しっかり!栄養レシピ

“楽”に“楽しく”作れる薬膳レシピ | お惣菜を使って楽に楽しく作る(1/5)

掲載号 vol.52

これからも、楽薬膳を続けてもらえるように

2年前にスタートした本連載。季節ごとに起こりやすい不調と、その予防・改善につながる食品やレシピをご紹介してきました。あなたの健康作りのために、お役に立てたでしょうか?

さて本連載は、今回で最終回。これからもあなたに食の力をとり入れてもらいたいという思いから、最後に出来合いのお惣菜を使って“楽に楽しく”作れる薬膳をご紹介します。出来合いのものを使うと手抜きしてしまった、という罪悪感があるかもしれませんが、私はそうは思いません。お惣菜にも旬の野菜などを使ったものが多くあります。旬をとり入れた料理も薬膳のひとつです。もちろん、あっという間に作れるのも魅力。忙しい私たちにとって使わない手はない!とさえ思います。

春に旬を迎える食材は、筍や、ふき、セロリ、長芋、菜の花、かぶ、アスパラガス、レタス、玉ねぎなどなど。今回はお惣菜としてよく売られている、ふきの煮物、筍の土佐煮、セロリのマリネ、長芋の梅酢漬けを使ったお料理を考えてみました。どれも、春に特に注意すべき“イライラ”対策に役立つお料理です。

漢方医学では、春は【気】(生命エネルギーのようなもの)が高まることで、冬眠状態だった身体が目覚める季節だと考えられています。しかし、冬の間に溜め込んだ毒素を上手く排出できないとイライラにつながってしまいます。また、【気】の巡りを調整する【肝】(漢方医学で内臓として考えられる【五臓】のひとつ)の働きが高まり過ぎることでも怒りっぽくなったりイライラなどが現れやすくなります。筍やふきなど苦味のあるものは毒素を排出する力があり、セロリには【肝】の働きを整える力があります。また、毒素を排出し、新しいものをとり入れるためには消化吸収をよくすることも大切。長芋には胃腸を整える働きがあるんですよ。

楽に、楽しくできるから楽薬膳。お惣菜や冷凍食品を使ってもいいんです。連載開始時にもお伝えしましたが、外食や、テイクアウトで旬のものをとり入れることも薬膳の考え方なんですよ。健康作りに食はやはり欠かせないもの。これからはあなたなりの楽薬膳をとり入れていっていただけたら、と思います。

夏・秋・冬には
こんなお惣菜を使って
    

なすの煮つけ
刻んで冷奴にのせて。なすには身体の熱を冷ます力があり熱中症対策に◎

ゴーヤチャンプルー
茹でたそうめんと炒めてそうめんチャンプルーに。ゴーヤにも熱を冷ます力があります

かぼちゃのサラダ
コロッケの具材に。かぼちゃには【気】を補って免疫力をアップする働きがあります。風邪予防に!

焼き芋
はちみつ&黒胡麻をかけて大学いも風に。さつまいもは風邪予防に役立ちます

ごぼうのきんぴら
ごぼうは【腎】を守る力が。コロッケの具材にして老化対策!

海老とブロッコリー炒め
身体を温める海老。冷えによる痛み予防に役立ちます。グラタンの具材に

   

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