トマトで作り置き3レシピ
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トマトで作り置き3レシピ
冷蔵保存 | エネルギー(1人分) | 調理時間(目安) |
---|---|---|
4〜5日 | 265kcal | 40分 |
材料
トマト
3個(500~600g)
玉ねぎ
1個
ズッキーニ
1本
パプリカ(黄)
1個
にんにく
1片
鶏手羽元
8本
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塩
小さじ1/4
こしょう
少々
-
白ワイン
カップ1/4
スープの素
1個
塩
小さじ1/3
こしょう
少々
ローリエ
1枚
オリーブ油
大さじ2
作り方
-
トマトはヘタをとり、ざく切りにする。汁ごとボウルなどにとっておく。玉ねぎは皮をむき、芯をとって2㎝幅のくし形に切る。ズッキーニは1.5㎝厚さの輪切り、パプリカはヘタと種をとり、一口大に切る。にんにくは薄切りにする。
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手羽元は【A】をもみ込んで下味をつける。
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鍋に大さじ1のオリーブ油を入れて温め、②をこんがりと焼き色がつくまで強火で焼く。取り出す。
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残りの大さじ1のオリーブ油を入れ、にんにくを加えて弱火で炒める。香りがしてきたら玉ねぎ、ズッキーニ、パプリカを加えて強火で炒める。全体に油がまわったら、③、トマトを加える。【B】を加えてアクを取り、少し開けて蓋をする。弱火で20~30分煮る。
もっとおいしく!作り置き!
手羽元のかわりに鶏のもも肉やぶつ切り肉、手羽先などのほか、スペアリブなどの豚肉を使ってもOK。骨付き肉で作ると、骨からも旨みエキスが抽出され、さらにおいしくなります。
気温の高い夏、冷蔵庫で保存しても野菜はすぐに傷みがち。「しなびてきた?」と思ったら、炒めたり、煮るなどして火を通しておくと、日持ちするので使い切りやすくなります。
水を加えずに野菜のうまみを100%味わえるトマト煮は、ローズマリーやバジル、タイムなどのハーブを加えると香りもよくなります。少し熟れすぎたトマトでもおいしくつくれる一品です。
トマトはリコピン以外にもβカロテンやビタミンCなど抗酸化作用を持つ栄養素を豊富に含んでいます。リコピンは加熱に強いので「煮る料理」にするとたっぷり摂れます。
冷蔵保存 | エネルギー(1人分) | 調理時間(目安) |
---|---|---|
2〜3日 | 23kcal | 10分※1 |
※1:だし醤油つける時間を除く
材料
トマト
2個(400g)
わかめ(塩蔵)
15g
貝割れ大根
1/2パック
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だし
カップ1
塩
小さじ1/3
しょうゆ
大さじ1/2
作り方
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トマトは湯かガス火で皮をむく(下ごしらえを参照)。ヘタの方から高さの半分程度まで切り込みを入れる。
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わかめは洗って、5分ほど水に浸ける。3㎝長さに切る。貝割れは根元を切り長さを半分にする。
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だし醤油の材料を混ぜる。(だしはかつおだしを通常より少し濃いめに用意)
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③に①を浸け、30分以上おく。
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トマトを食べやすい大きさに切り、わかめ、貝割れを盛り付け、だし醤油をはる。スプーンで汁ごといただく。
もっとおいしく!作り置き!
トマトとつけ汁をポリ袋に入れ口を縛って保存すると、少ないつけ汁でも全体に味が付きやすくなります。わかめ、貝割れは食べる直前に添えましょう。しそやみょうが、おろししょうがなどを添えるとさわやかな味わいに。盛り付ける器も冷やしておくと、食欲が湧いてきてお箸が進みます。
トマトはミニトマトやミディトマトでもOK。皮は固いのでむきましょう。味がよく染み込み、口当たりもよくなります。作る量が多いときは、まとめて湯むきにした方が簡単です。
トマトのグルタミン酸とかつおだしのイノシン酸とが合わさると、相乗効果によって旨みがグーンと増して、おいしくなります。だしごといただきましょう。
トマトに含まれるグルタミン酸は脳の活性化に、クエン酸やリンゴ酸の酸味は胃をスッキリさせ、疲労回復に役立ちます。
冷蔵保存 | エネルギー(1人分) | 調理時間(目安) |
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2〜3日 | 275kcal※2 | 50分 |
※2:トマトソース大さじ2使用として
材料
切り身魚※3
4切れ
塩、こしょう
少々
小麦粉
大さじ1
じゃがいも
2個
オリーブ油
大さじ2
バジル
1枝
※3:いさき、すずき、鯛、サバ、カジキマグロなど
トマト
5個(約1キロ)
にんにく
2片
玉ねぎ
1個
オリーブ油
大さじ3
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塩
小さじ2/3
こしょう
少々
ローリエ
1枚
作り方
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トマトソースを作る。トマトのヘタをくりぬき、反対側に十文字の切り込みを浅く入れる。
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トマトは湯かガス火で皮をむく(下ごしらえを参照)。
ざく切りにして、ボウルに汁ごと入れる。 -
にんにく、玉ねぎはみじん切りにする。
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鍋にオリーブ油、③を入れ、少し茶色になってしんなりするまで炒める。
②、【A】を加え、時々混ぜながら強めの弱火で30~40分煮る。 -
トマトソースが半量程度になり、木べらで鍋底をこすると、ゆっくりと線が消える程度まで煮詰める。
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ソテーを作る。じゃがいもは皮をむき、1.5㎝角に切って水にさらして水気をふく。
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魚は塩をし、10分ほどおく。水分をふき、こしょう少々をふり、小麦粉をつける。
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フライパンに大さじ1のオリーブ油を温め、じゃがいもを4~5分炒める。
中まで火がとおったら、塩こしょう(分量外)をして盛り付ける。 -
大さじ1のオリーブ油を加え、⑦を両面こんがりするまで焼く。盛り付ける。
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魚にトマトソースをかけ、バジルを添える。
もっとおいしく!作り置き!
保存するときはトマトソースをかけずに容器へ。また、トマトソースはビンなどに入れておくと1週間程度冷蔵保存可。パスタやオムレツのソースになるだけでなく、煮込みや炒め物などの味付けに使える便利な保存食になります。
トマトソースを冷凍保存したいときは、粗熱がとれたらポリ袋などに入れる。平らにして空気を抜きトレーにのせて冷凍します。凍ったソースを小分けにしやすいように少し固まりかけたところで菜箸など押さえて割れ目を作っておきましょう。
トマトは種類や熟し具合で味が変わります。旨みが足りないと感じたら、スープの素を少し加えると味がしまります。トマトソースは料理のベースになるものなので、味は薄め。料理に合わせて塩を加えて調整しましょう。
トマトには皮にもリコピンなどの栄養素が含まれています。栄養のことを考えると皮も食べたいところ。皮は煮溶けないので口に残りますが、口当たりを気にしないなら、皮をむかずに作ってもOKです。
レシピ考案/松村眞由子先生
〈管理栄養士、料理研究家 日本女子大学 非常勤講師〉