vol.9
紫外線量は春から夏にかけて最も多くなります。肌のUVケアは入念でも、目は無防備になっていませんか?さまざまなトラブルにつながる紫外線から目を守りましょう。
光の刺激は見る力に影響。
夏の紫外線対策は目のケアを忘れずに!
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光の刺激は見る力に影響。
夏の紫外線対策は目のケアを忘れずに!
紫外線から目を守る。
それが肌を守ることにも!
一年中降り注ぐ紫外線。特に量が増える春から夏は、皆さん念入りに肌のケアをしているのではないでしょうか。肌への悪影響については広く認知され、多くの方は日やけ止めクリーム、帽子、日傘、UVカットの衣服や手袋などを活用して対策をしていますよね。ところが目に関しては、肌ほど気にしない人が多いようです。
実は、目から入る紫外線が皮膚のシミを増やすことにつながることをご存知ですか?強い光を受けてまぶしいと感じると、紫外線から肌を守ろうとして、脳がメラニン色素を作るよう指令を出します。肌の色を濃くして内部に紫外線を吸収させないようにする働きですが、結果として、これがシミやそばかすの原因にもなってしまいます。つまり、肌にいくら日やけ止めを塗っても、目が無防備では不十分ということなのです。
また、目も紫外線によってダメージを受けます。長時間、強い日差しの下で過ごしたあと、目が真っ赤になった経験はありませんか?
それは、目の表面の角膜が強い紫外線を浴びて炎症を起こした可能性が考えられます。加えて、紫外線は白内障を発症、進行させる要因のひとつでもあります。水晶体が濁って見えにくくなり、放置すると失明の恐れもある疾患です。
外出時は、つばのある帽子や日傘に加えて、UVカット機能のあるサングラスやメガネ、コンタクトレンズがあるとよいでしょう。
見る力を保つため
内側からのケアも大切。
目に入る紫外線のほとんどは、角膜や水晶体で吸収されますが、一部は網膜まで到達します。網膜の中心にある直径2ミリほどの黄斑は、かたちや色などの細かな情報を識別する重要な役割を担っており、ものを見るときは、この小さな部分に光が集まるため、ダメージを受けやすくなります。
そのダメージを和らげるのがルテイン、ゼアキサンチンという黄色の色素。しかし、加齢とともに色素は減少し、黄斑を保護する力も低下します。すると、網膜が紫外線などの影響を受けやすくなるのです。見るために重要な黄斑がダメージを受けると、ものがぼやけたり、ゆがんで見えたりすることに。
黄斑を保護するルテイン、ゼアキサンチンは体内で作られることはないので、黄斑部の色素を増やすためには、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜を摂取することが大切。サプリメントの活用も有効という報告があります。年齢を重ねるにつれて目の衰えを感じる人は多いようですが、ロート製薬は、それを少しでも減らしたいという想いからサプリメントを開発しました。目のためには、目薬だけでなく「身体の内側からのケアが大切」と考えたのです。そして2015年6月、ロート製薬初の機能性表示食品『ロートV5粒』は誕生しました。厳選したルテイン、ゼアキサンチンをW配合するなど、ロート製薬のこだわりをひと粒に詰め込みました。発売時には4か月で出荷数が予定の3倍になるほど話題になりました。
ダメージを減らすために紫外線対策を忘れず、バランスのよい食事や禁煙など生活習慣にも気を配り、サプリメントなども活用しましょう。そうして見る力を維持することが、見る喜びをいつまでも守ることにつながるのです。