肌を守る新常識!日焼け止めは“ブルーライト”も意識しよう
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肌を守る新常識!日焼け止めは“ブルーライト”も意識しよう
- 液晶テレビやLED照明からもブルーライトは出ています。意外かもしれませんが、青空のあの青い色もブルーライトなのです。つまり私たちは、部屋を真っ暗にして眠っている時間を除いて、常にブルーライトを浴びているのです。
- ある程度は防げます。光は反射する性質があるため、地面などからも受けることはありますが、紫外線ほど強くはありません。日傘はブル―ライトの直射を防ぐことができ、日中の外出に役立ちます。
- 日焼け止めには、紫外線吸収剤が入っているものと、紫外線散乱剤が入っているものがあり、紫外線散乱剤入りのものであればブルーライトをカットする効果が期待できます。以前は肌が白浮きするというデメリットがありましたが、今は使いやすいものが増えています。酸化チタン、酸化亜鉛などが紫外線散乱剤です。パッケージの成分表示を見てみてください。
- 活性酸素を発生させる量は、紫外線A波に対して、ブルーライトは1/4くらいだと言われています。量としては、紫外線A波より少ないのですが、スマートフォンやパソコン、テレビなどを見ている時間を考えれば、浴びている時間はブルーライトの方が圧倒的に長いと言えます。量が少ないからといって、害が少ないわけではありません。
- やはり影響は大きくなります。近ければ近いほど悪影響ですから、顔に近づけて見ることになるスマートフォンは特に肌に悪いと言えます。夜、ベッドの中でスマートフォンを見るという人も多いと思いますが、距離が近い上、ファンデーションなど守るものがない無防備な状態ですから、特にブルーライトの影響を受けやすくなります。夜にスマートフォンを見る習慣は、目のためにも肌のためにもやめましょう。
- 肌色の濃い人が影響を受けやすいと言えます。しわやたるみに加えて、シミにもなりやすいと考えられているのです。影響を受けやすい理由として、メラニンという色素の量に関係があるようです。肌色の薄い人はメラニンが少なく、濃い人は多いため、ブルーライトは肌色の濃い人のほうが影響を受けやすいと考えられています。
- もちろんメリットもあります。ブルーライトは体内時計をリセットする働きがあります。朝にブルーライトを含む太陽の光を浴びることで、朝が来たことが脳に伝わり体内時計を整えます。夜にスマートフォンを見ると眠れなくなるのはこの働きによるもの。夜になったことが脳に伝わらず、結果、体内時計が乱れてしまいます。体内時計のリズムは健康維持にとても大事。ブルーライトは悪い面だけでなく、いい面もあるのです。
- コエンザイムQ10(いわしなどの青魚、肉類などに含まれる)、アスタキサンチン(鮭、海老など)、αリポ酸(レバー、ほうれん草など)、大豆イソフラボン(納豆、豆腐など)や、アントシアニン(ブルーベリー、なすなど)をはじめとするポリフェノールなどがあります。食べ物から摂りにくい成分もありますから、食事と併せてサプリメントを活用するのもいいでしょう。
- 食事などから抗酸化成分を摂り補うことに加え、もともと身体が持っている抗酸化力を高めることもブルーライト対策には大切。その力を高めるのに、青じそと、おせち料理に使われることが多いシソ科の植物・ちょろぎが役立つことがわかりました。特に青じそは身近な食品。食事で上手にとり入れましょう!