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知っトク!?健康スキル

40代は“目”の曲がり角!?『緑内障』の症状と予防(4/5)

掲載号 vol.39

目を直接押さえるのはNG!緑内障予防のためにできること。

いつもの行動が眼圧を上げている!?

緑内障は、見える幸せを奪ってしまう病気。でも、それを防ぐためにできることはいろいろあります。まずは、眼圧を上げないようにすること。

「きつく目を閉じたり、目を押さえるだけでも、眼圧は上がってしまいます。よく、まぶたの上から眼球を強く押すマッサージをする人がいますが、それはよくありません。マッサージをするときは、目の周りの骨の上をプッシュするようにしましょう。また、首もとを締めつけることでも、眼圧は上がります。首もとがきつい洋服や、ネクタイの締め方に気をつけてください。ヨガは交感神経を落ち着かせる作用があり、緑内障の患者さんには有利ですが、逆立ちのように頭を下にするポーズは眼圧を上げてしまいますので、避けてもらいたいと思います」

目に影響があるとされるスマートフォンも、やはり使い方にご注意を。

「ものを近くで見ることによっても眼圧が上がります。スマートフォンは、できるだけ目から離して。特にゲームは夢中になりやすく、目を画面に近づけたくなります。使用時間にも気をつけましょう」

次に、血流をよくすることです。血流を悪くする喫煙をやめる。そして睡眠時無呼吸症候群の改善をはかるのもひとつです。運動もやはり効果的。筋肉を鍛えることが、血液を循環させるのに有効です。

「私は、大きな筋肉、特に太ももの筋肉を鍛えましょうと指導をしています。筋肉量が増えれば血圧を上げやすくなりますし、新しい血管が作られて、血流をよくします。低血圧の人には、スクワットがおすすめです」

リラックスすることで血流を上げる!

運動は、リラックスすることにも役立ちます。その意味でも、交感神経が優位に働きやすい人は、運動をとり入れましょう。

「運動をしている間は交感神経が優位になりますが、終わったときに副交感神経が優位になります。ただし、過度の激しい運動は活性酸素を産生し酸化ストレスを引き起こすので、よくありません。酸化ストレスは、視神経に悪影響を与えます。心拍数120くらいの運動、じわっと汗をかくくらいの運動をおすすめします。軽めのジョギング、速めのウォーキングなどを1時間程度。激しい運動であっても短時間で、インターバルを挟むものならよいでしょう」

副交感神経を優位にすることは、運動以外にもあります。

「深呼吸や瞑想はとても効果的。コーヒーにもリラックス効果があります。ただ、飲み過ぎると交感神経を刺激しますから、控えめに」

もちろん定期的に眼科を受診することも大切です。先に紹介した“なりやすい人”は、特に目の変化に注意が必要です。

「40歳を超えたら定期的に受診しましょう。ただ、若い人でも発症の可能性はあります。眼鏡やコンタクトレンズを作るときは、眼科を受診することをおすすめします。眼科で処方箋を作る際に、検査もしてくれますから、早期発見につながります」

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