ロート製薬は世界110か国以上で事業を展開しています。その国で人気の商品を通して、日本とは異なる文化や健康事情を、現地に滞在経験のあるスタッフが紹介します!第8回は『南アフリカ共和国』。アフリカ大陸の最南端に位置し、日本の3倍の国土に多様な動植物が生息。ラグビーやサッカーをはじめ、ゴルフやサーフィンも盛んなスポーツ大国。
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褐色の肌をていねいなケアで、美しく保つ女性たち
雄大な自然、野生動物の宝庫として知られる南アフリカ。ナイジェリアに次ぐアフリカ大陸第2位の経済大国で、ヨハネスブルグやケープタウンは大都市なんです。ヨーロッパやアジアからの移民が多く、多人種・多民族国家で、国民の約8割が黒人です。黒人の肌は、紫外線の強い地域で暮らすうち、肌を守るためにメラニンが増えて褐色になったと言われています。
褐色の肌はつややかで美しく、なめらかに見えますが、実はとても乾燥しやすくセンシティブです。粉を吹いたり、ときにはひび割れるほどの乾燥肌に悩む黒人女性が多いんです。そして、南アフリカの気候は一年を通して雨量が少なく乾燥気味。だからこそ現地の女性たちは、乾燥対策を柱とするていねいなケアで、褐色の肌を美しく保っているんですよ。
母から娘へ……。
三代受け継がれる
妊娠線予防クリーム
妊娠中は腹部の皮膚が急に伸びるため、亀裂が入ったような「妊娠線」と呼ばれる線ができることがあります。黒人女性は肌が乾燥しやすく妊娠線ができやすい上、褐色の肌に妊娠線ができると、その部分だけ色が薄くなるために目立ってしまいます。妊娠線は現地で「ライオンのひっかき傷のよう」と例えられ、褐色の肌を色ムラなく美しく見せたい女性たちにとって、できれば防ぎたいもの。そこで心強いアイテムとなるのがしっかり保湿して妊娠線を予防するクリームです。妊婦のケア法として母から娘、さらにその娘に受け継がれ、50年以上愛され続けています。
美肌を目指す女性の悩みのタネは
色ムラを作るニキビ!?
均一でつややかな肌を目指す黒人の女性たちを悩ませるのが、ニキビ跡による肌の色ムラ!乾燥しやすい黒人女性にとって、しっかり保湿しながらニキビなどの肌トラブルを防ぐことが大切。そこで人気なのが『Eskamel』というスキンケアシリーズ。ソープからローション、クリーム、軟膏までラインナップも充実しています。中でもニキビ治療用の軟膏は炎症を鎮める効果があり、10代から大人の女性までファンが多いんですよ。
肌の輝きがステイタス!?
ワセリンたっぷりに代わる
新たな保湿ケアを提案
南アフリカの黒人家庭にはワセリンが常備されています。一家にひとつどころか、いくつもあるんですよ!顔にも身体にもワセリンをたっぷりと塗って肌を輝かせることが「余裕があるからきちんとケアできている」ことの証で、ステイタスでもあるようです。乾燥だけでなく、強い紫外線に負けないためにも、ワセリンの油膜で保湿して肌を守るという考えがあるんですよ。でも、肌の内側から潤すことも大事。そこで日本で人気の高保湿スキンケアライン『肌ラボ』が登場。もともと化粧水を使わない南アフリカの女性にとって、油分で膜を作るのではなく、化粧水やジェルを肌に浸透させるケアは、乾燥肌への新しいアプローチとなっています。
※海外で展開している商品のため、国内ではご購入いただけません。ご了承ください
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