第3回
いつも食べている、その食品。実は、もっといい食べ方があるんです!調理法などをちょっと工夫するだけで食品の持つチカラを余すことなく摂れますよ!
骨付きは、旨味が濃厚。コラーゲンもたっぷり!
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骨付きは、旨味が濃厚。コラーゲンもたっぷり!
脂肪分が少なく、良質なタンパク質が豊富な鶏肉。ビタミンAなどの栄養素も含まれている、美容と健康に嬉しい食材です。
鶏肉を料理するとき、骨のないもも肉や胸肉を使うことが多いと思いますが、手羽元や手羽先のほか、ぶつ切りにしたものなど骨の付いた鶏肉を使うと、お得なことがいっぱいあるんですよ。
まずは、骨に旨味がたっぷり詰まっていること。骨の中には旨味成分のアミノ酸を含んだ髄液が詰まっていて、じっくり加熱することで、骨の髄から旨味がどんどんしみ出し、コク深い鶏だしがとれるのです。骨付きは食べるのが面倒という方も多いかもしれませんが、じっくり長時間煮込むことでつるんと骨離れもよく、驚くほど食べやすくなりますよ。
次に美肌づくりや膝や関節の老化予防に欠かせないコラーゲンがたっぷり摂れるのも、骨付きならではのメリットです。コラーゲンは鶏の皮にも含まれていますが、骨付きなら骨の周りの筋に多く含まれるコラーゲンを余すことなくいただけ、摂取量も断然アップ。コラーゲンは加熱によってゼラチン状になり水分を抱え込むので、長時間煮込んでもお肉がしっとりジューシーに、冷めても柔らかく仕上がるのも嬉しいポイントですね。
さらに、お酢で煮るという調理法なら、カルシウムをより多く摂れるんです。酢には骨のカルシウムを溶かす働きがあり、水煮よりカルシウムが約2倍に!また、カルシウムがイオン化され、体内に吸収されやすくなるんですよ。
濃厚な旨味が楽しめる上に、肌や骨のエイジングケアに役立つコラーゲンとカルシウムがたっぷりの骨付き鶏肉。ぜひ、食卓にとり入れてくださいね。
得する食べ方3つのポイント
- 骨の髄からしみだす旨味!
- 骨なしより、コラーゲンが豊富!
- お酢で煮るとカルシウムが約2倍に!