今回の体験は「ランニング」。
美と健康によいことはもちろん、運動には人をきらきらと輝かせる力があります。夢中になれるものに出合えたら、それはきっと宝物になるはず。編集スタッフが、宝物を探すべくその一歩を踏み出します!
心もポジティブに! 誰もが簡単にトライできるランニング
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心もポジティブに! 誰もが簡単にトライできるランニング
シューズさえあれば走り出せる気軽さも◎。
最近、周りの女性たちに話を聞いていると、ランニングにハマっているという人が意外に多い! 私にとっては、「苦しい」「辛い」というネガティブなイメージがありましたが、彼女たちの口から聞くのは「楽しい」「気持ちいい」といったポジティブな言葉。ランニングをしている人たちって心も前向きみたい……。その魅力を知りたくて、ランニングに挑戦することにしました。
今回指導していただくのは、東京・代々木公園を拠点に練習会を開催しているランニングクラブ『every-run』の出口広紀コーチ。練習会には、マラソン大会で記録更新を目指す人や、完走を目標にする人、ダイエット目的でランに興味を持った人など、さまざまなランナーが参加しています。
「ランニングブームのきっかけとしては、東京マラソンの開催が挙げられます。42.195キロを走るのは簡単なことではないけれど、ゴールしたときの達成感は、無上の喜びをもたらしてくれます。全国各地でも風土や文化を楽しめる地方色豊かな大会が実施されているので、ランに興味を持つ人が増えているようですね」と出口コーチ。また、年齢に関係なく楽しめるのも、ランニングの特徴なのだとか。
「体脂肪が減ったとか、長い距離を走れるようになったという成功体験が、日常生活にもよい影響を与えてくれるんです」。
身体は変わり、心が前向きになる!
練習会では、ウォーミングアップのストレッチに続き、公園で1.7キロほどのランニング。そんな距離を走るのは学生時代以来! ひとりではくじけそうだけれど、皆と一緒だと、不思議と走れるもの。だんだん息が上がり、ついて行くのもやっとですが、ふと見上げると木々の美しさが目に飛び込んできます。いつもは家と会社を往復しているだけの私ですが、走っている最中は、普段気づくことのできない美しい景色に触れられた気がしました。最初は、私に走れるのかしら? と心配していただけに、走り切れたことに喜びが湧き上がってきます。
「最初は短い距離から始めて練習を続けていけば、5キロ、10キロと、だんだん長い距離を走れるようになりますよ」と話す出口コーチ。「身体が鍛えられ、階段の上り下りがラクになりました」「50代になっても、自分に伸びしろを感じられるのが嬉しい」といった参加者の方たちの言葉を聞きながら、そういえば私の友人が、「ランは前に向かってしか進めないから、どうしたって前向きな性格になるのよ」と冗談めかして話していたことを思い出しました。
「走ることが楽しくなると、モチベーションが高まって、フルマラソンの完走を目指す人も多いんですよ」というコーチの言葉に、大会でゴールする自分の姿を思い浮かべ、胸が高鳴りました。