シミ、シワ、たるみ…と、肌に悪影響を与える「紫外線」。私たちの目では見ることができない紫外線は、知らないうちに浴びてしまっているのが怖いところ。夏が近づくと感じる、ジリジリとした暑さやまぶしさは「熱線」と言い、紫外線とは別のもの。「日ざしが強くなってきたな」と感じてからでは、紫外線対策は遅いのです。そこで、これからの季節から実践したい、身体の外と中からできる紫外線対策をご紹介します。
きちんと『紫外線対策』!日やけ止めの効果をおさらい
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きちんと『紫外線対策』!日やけ止めの効果をおさらい
ただ、日やけ止めは、誰にとってもSPF値やPAが高いものがいいというわけではありません。ライフスタイルに合わせた、使い心地のよい日やけ止めを選び、自分に合った紫外線対策をしましょう。
選び方や塗り方など、
日やけ止めの6つの疑問を解決
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日やけ止めの効果が高くなるほど、肌に刺激を与えるということはありません。ただ、日やけ止めが肌を密閉するため、乾燥やムズムズとした違和感を感じる方もいるようです。最近はしっとりタイプや、のびがよいタイプなど、さまざまな使用感の日やけ止めがあるので、自分の肌に合うお気に入りを見つけましょう。
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屋外のレジャーと室内で過ごす日では、肌が受ける紫外線の量が違います。その日、肌に受ける紫外線の量を考えて日やけ止めを使い分けることをおすすめします。長時間、屋外で紫外線に当たる日にはSPF値の高いものを。普段の生活なら、SPF20〜30程度で十分。ただし、UV-A波の影響は室内と屋外どちらでも受けるので、PAは必ずチェックしましょう。
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汗や摩擦で、日やけ止めは落ちてしまうので、こまめに塗り直すことが大切。塗り直しがしにくい顔は、朝は日やけ止めの上に紫外線防止効果のあるファンデーションを重ね、昼には、ファンデーションを塗り直す習慣をつけるとベター。また、日やけ止めは使う量も重要。使う量を1/2にした場合、効果は1/3に落ちるというデータも。使用目安を参考に、これまで十分な量を使えていなかった場合は、気持ち多めに塗ることを心がけて。
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冬は紫外線の影響を受けないと思っていたら、それは間違い。UV-A波の量はUV-B波と違って、一年中ほとんど変わりません。冬の紫外線ダメージは、目に見える変化はあまりありませんが、皮膚の内側でシワやたるみの原因を作っています。年間を通して日やけ止めを使用するようにしましょう。
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日やけ止めのタイプに合わせて、クレンジングや洗顔で落とすことが大切。肌の上に余分なものを残さないことが、美肌づくりの基本です。一日の終わりには、きちんと日やけ止めを落とす習慣をつけましょう。
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紫外線は、肌には悪影響を与えますが、私たちの身体にとって重要な働きも果たしています。私たちは、紫外線に当たることで体内にビタミンDを作り出します。丈夫な歯や骨を作るために必要なビタミンD。適度な紫外線を浴びることで大切な栄養素を作り出す効果があります。しかし、紫外線の影響を受けやすい顔などはしっかり対策すること。過敏になり過ぎず、紫外線と上手に付き合っていくことが必要です。
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- 紫外線対策に知っておきたい
「日やけ止めの基本」の詳細はこちら - お花見は日焼けに注意!紫外線対策、今のままで大丈夫?
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- 取材協力・記事監修
- 上出 良一 先生
東京慈恵会医科大学附属 第三病院 皮膚科診療 部長・教授