vol.2
食べ物を、おいしそうだと感じることも大切な人の笑顔に嬉しくなることも。「見る」のはとても幸福なこと。目薬の発売から100年以上、目と向き合い続けるロート製薬のアイケア担当・ひとみが“目の健康の守り方”をお伝えします。
ドライアイを知る。知っておきたい目の健康の守り方
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ドライアイを知る。知っておきたい目の健康の守り方
その目の疲れ、実は女性に多い
ドライアイかも!?
「目の健康の守り方」、2回目のテーマはドライアイです。「目の疲れは時々感じるけれど、乾燥は大丈夫」なんて思っていませんか? ドライアイは、その名称から乾きのみを指すと思われがちですが、実は疲れ目の原因でもあり、普段から目の疲れを感じている人の6割がドライアイだと言われています。ほかにも、かすみ、充血、異物感、痛みなど、さまざまなトラブルを引き起こすドライアイ。単なる目の乾燥ではなく、れっきとした病気なのです。
なぜドライアイになるのでしょう?目の表面は涙に覆われ、その潤いによって守られています。涙は油層、水層、ムチン層という三層構造で、このバランスが不安定になったり、涙の量が減ったりすると、潤す力が低下してドライアイの症状が現れます。潤い減少の要因の中でもパソコンなどの作業は影響が大きく、オフィスワーカーの3人に1人がドライアイ患者というレポートも!モニターを見ているとまばたきの回数が減って涙が蒸発しやすくなり、集中することで涙自体の分泌量も減ってしまうことが一因。また、エアコンによる乾燥、加齢、コンタクトレンズの使用、アイメイクなども原因になります。さらに女性は要注意!ドライアイ患者は女性が男性の約2倍というデータもあります。ホルモンバランスの乱れなどが影響していると言われています。
放置すると眼病の原因になり、さらには視力の低下を招くことも。目に不快や疲れを感じたら、まず、ドライアイになっていないかをセルフチェックしましょう。
ドライアイから目を守ることは
健やかな日々の基本。
ドライアイの症状があれば、眼科医に相談しましょう。治療には点眼薬などが使われます。市販の目薬を使う場合は、より潤いを重視した目薬を選ぶようにしてくださいね。
ドライアイ対応の目薬がいろいろ出ていますが、ロート製薬には、高粘度で乾きに効果的な目薬「新ロート ドライエイドEX」があります。2000年頃からインターネットが普及し、オフィスワーカー以外にも幅広い層でドライアイ患者が増加しました。長年目薬を研究してきた企業として、ドライアイによる目の悩みを改善したいという思いから開発がスタート。潤いを目に留める〝とろみ〟が必要と考え、海外のゲル状目薬を進化させたものを目指しました。日本初の高粘度目薬の開発は、通常の目薬の100倍の粘度から始まり、トライ&エラーを繰り返して60倍という使い心地と効果の両立を追求した粘度に着地。2年をかけてついに完成しました。かつてない〝とろみ〟が潤いを保つ目薬は、多くの人の目のトラブル改善につながったのです。
ドライアイを「ちょっとした乾燥」と軽くとらえていると、慢性的な目の不快感が日常生活の質を下げることにも……。肌が乾燥すると、さまざまなトラブルを招き、しわやたるみにもつながるので保湿しますよね。目も同じく、乾きがいくつもの不快症状を引き起こします。ドライアイの原因や対策を知り、きちんとケアして健やかな目で充実した毎日を送りましょう。日頃から視神経にかかわる首や肩のストレッチや適度な運動をする、目が疲れたら蒸しタオルなどでまぶたを温める、ストレスを溜めないといったことも予防につながりますよ。