食べ合わせで栄養を上手に摂り込み効果もアップ!
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食べ合わせで栄養を上手に摂り込み効果もアップ!
今回のお弁当は暑い夏にもさっぱりと食べやすい、酢の効いた「夏の冷えとり弁当」です。夏は冷房や冷たい飲み物、アイスなど、暑さのために体を冷やしてしまいがち。そんな時こそ、血のめぐりを良くするビタミンEが大切です。ビタミンEは酸化されやすいため、食品の鮮度が落ちると失われてしまいます。ビタミンEを摂るためには鮮度の良い食品を食べるのがおすすめです。また、ビタミンCは酸化されたビタミンEの働きを回復させるので、ぜひ一緒に摂りたい栄養素。血液の主成分であるタンパク質も冷えとりに必須の栄養素です!
今回のお弁当は食欲がない時でも食べたくなる、酸味のある「すし飯」。ツナや卵のそぼろをのせて食べやすく仕上げました。さらに、新鮮なピーマンやモロヘイヤなどの夏野菜はビタミン類の宝庫。特にモロヘイヤは「野菜の王様」といわれるほど、ビタミンEやカロテンだけでなく、カルシウムや鉄などさまざまな栄養素を抜群に多く含んでいます。梅干しのクエン酸とともに夏の疲れをきっと癒してくれます。
- 1日に必要な栄養がしっかり!
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■1日に必要な栄養量の内、お弁当で摂取できる栄養量
1日の摂取基準 30~49歳女性
- ビタミンE/6mg(目安量)
- タンパク質/50g(推奨量)
- ビタミンC/100mg(推奨量)
そぼろずし
- 材料(2〜3人分)
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- ツナ缶…小1缶(70g)
- 砂糖…大さじ1
- みりん…大さじ1
- しょうゆ…大さじ1/2
- きゅうり…1本
- 塩…小さじ1/4
- ラディッシュ…2個
- いりごま(白)…小さじ2
- 卵…2個
- 砂糖…大さじ1
- 塩…少々
- ごはん…500g
- 酢…大さじ3
- 砂糖…大さじ1・1/2
- 塩…小さじ1/2
- 作り方
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- ツナは汁気を軽くきり、鍋に入れる。
【A】を加え、菜箸4~5本で混ぜながら汁気が少なくなるまで炒り煮する。(ツナそぼろ) - 卵は溶きほぐし、【B】を加えて混ぜる。
鍋に入れ、菜箸4~5本で混ぜながら炒り卵を作る。(卵そぼろ) - きゅうりは小口切りにし、塩もみする。水気をしぼる。
ラディッシュは茎にV字の切り込みを入れ、薄切りにする。 - 温かいごはんに【C】を混ぜ、すしめしを作る。ごまを混ぜる。
- 器にを盛り、ツナそぼろ、卵そぼろ、きゅうり、ラディッシュをのせる。
- ツナは汁気を軽くきり、鍋に入れる。
夏野菜のピーナッツ味噌
- 材料(2〜3人分)
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- パプリカ(赤)…1/4個
- オクラ…6本
- なす…1本
- かぼちゃ…60g
- 牛肩ロース薄切り肉…80g
- 塩…少々
- 酒…大さじ1/2
- 油…小さじ1
- 塩…小さじ1/3
- ピーナッツバター
…大さじ1・1/2 - ピーナッツバター…大さじ1・1/2
- 砂糖…大さじ1/2
- 味噌…大さじ1
- みりん…大さじ1/2
- 作り方
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- パプリカは縦に2㎝幅に切り、斜め半分に切る。
オクラはがくをけずり、斜め半分に切る。なすは1cm厚さの輪切りにする。
かぼちゃは種をとり、長さを半分にし、4~5mm厚さに切る。 - 牛肉は5㎝幅に切り、【A】で下味をつける。
- 鍋に湯2カップを沸かし、【B】を入れる。
パプリカ、オクラはさっと、ナス、かぼちゃ、牛肉は火が通るまでゆでて、水気をきる。 - ピーナッツバターに【C】を入れて混ぜ、レンジで30秒ほど加熱する。(ピーナッツ味噌)
- を盛り、ピーナッツ味噌を添える。
- パプリカは縦に2㎝幅に切り、斜め半分に切る。
モロヘイヤと梅干しのすまし汁
- 材料(1人分)
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- モロヘイヤ…1/6袋
- 梅干し…1/2個
- おぼろ昆布…1つまみ
- けずりがつお…1つまみ
- しょうゆ…小さじ1
- 熱湯…150ml
- 作り方
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- モロヘイヤは葉をつみ、ゆでる。水にとり、水気をしぼって粗く刻む。
- 梅干しは種を除き、刻む。
- マグカップに、、おぼろ昆布、けずりがつお、しょうゆを入れる。
- 食べる直前に、熱湯を注ぐ。
夏野菜のピーナッツ味噌
夏野菜の中でも、かぼちゃやピーマン、パプリカ、オクラ、トマトなど色の濃い夏野菜は、ビタミンCだけでなくビタミンEもたっぷり。もちろん抗酸化力のあるβ-カロテンも多く含んでいるので、血流も良くする、アンチエイジング野菜です。
さらにタンパク質を多く含み、東洋医学では身体を温めるといわれる味噌と、ビタミンEをたっぷり含むピーナッツバターを使ったピーナッツ味噌は、コックリとした味わいで、野菜がたっぷり食べられます。作り置きもできるので、多めに作っていろいろな野菜や肉、魚、豆腐などに合わせてもおいしく食べられます。まだまだ続く夏に負けないように、温活・野菜生活楽しみましょう!