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知っトク!?健康スキル

イライラや疲労感…その症状、甲状腺ホルモンの乱れかも!?【バセドウ病・橋本病】(3/3)

掲載号 vol.48

症状があれば、内分泌科で受診や健康診断の甲状腺検査を

自分自身はもちろん周囲の人にも声がけを。

甲状腺ホルモンの乱れは、自分で気づきにくいもの。だからこそ、不調の原因を自己判断せず、甲状腺ホルモンが原因かもしれない、と考えてみることが大切。

症状があったり、一度しっかり調べてみたいという場合は、まず内分泌科を受診してみましょう。内分泌科は、ホルモンバランスの乱れによる疾患を専門的に診る診療科です。血液中の甲状腺ホルモン量を調べる検査や、甲状腺に腫れがないか首を触って確認する触診など、あらゆる角度から診察します。甲状腺疾患が発見されればそこから治療を受けることができますし、そうではなかったときも不調の原因を探るきっかけになります。まずはチェックをしてもらい、解決に近づくことがとても大切です」

異常なしと診断された場合も、健康診断で甲状腺の検査を続けておいたほうがいいそうです。

ホルモンの状態は変わりやすいもの。一度検査をして正常であった場合も、年に一度は受けるのが望ましいと言えます。健康診断では血液検査のオプションとして甲状腺ホルモン検査を追加することができますので、ぜひ次回から、習慣として受けてもらえればと思います」

疲れやすい、イライラするなど、さまざまな症状に悩んでいる人が身近にいたら、甲状腺ホルモンが原因の可能性があると、声をかけることも大切です。

「甲状腺のことはあまり知られていませんから、原因がわからず悩んでいる人が多くいます。症状に悩む人は身体がつらいだけでなく、自分ではどうすることもできず、心まで痛めていることが多くあります。原因の手がかりをつかめることは、大きな助けになるはずです。甲状腺の検査を促すなど、声をかけてあげましょう」

“症状がある場合は、
内分泌科を受診しましょう

甲状腺ホルモンによる不調が疑われる場合、受診するのは内分泌科になります。甲状腺の専門医がいる病院がよりよいと言えます。内分泌科では、左のような検査内容で、診察していきます。

1. 問診

自覚症状や家族歴、生活環境の変化などを確認

2. 触診

首を触って、しこりの有無などを確認

3.血液検査

採血をして、甲状腺ホルモンの量を調べる

4. 超音波(エコー)検査

喉の部分に超音波をあて、甲状腺の大きさなどを調べる

5. 細胞診検査

しこりがあった場合、その細胞をとり出して良性か悪性かを調べる

年に一度は、
健康診断で
オプション検査を!

健康診断のオプション検査では、ふたつの甲状腺ホルモン(T3、T4)の指標となるFT3とFT4、さらに甲状腺刺激ホルモンTSHの血中濃度を調べます。すべての数値が基準値内であればひとまず安心。ただ、基準値ギリギリの場合は注意が必要。ホルモンは変動しやすいものなので、年に一度の検査を習慣にしましょう。

甲状腺ホルモンの検査項目
昆布の摂り過ぎ、
うがい薬の使い方には
ご注意を

生活の中でできる予防方法として、ヨード(ヨウ素)を摂り過ぎないことが挙げられます。ヨードは昆布やわかめ、海苔などに含まれるミネラルで、甲状腺ホルモンの材料になります。特に昆布はヨードが最も多く含まれます。また、うがい薬や喉の消毒スプレーにもヨードが含まれています。用法、用量を守って使いましょう。

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この先生に聞きました!

木村寛也 先生

木村寛也 先生

きむら ひろなり

甲状腺のクリニック 若松河田 院長

産業医科大学医学部卒業。東京女子医科大学大学院 医学研究科博士課程修了。東京女子医科大学第二内科助教などを経て、2012年より現職。日本内分泌学会 内分泌代謝科(内科)専門医・指導医・評議員

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