自覚症状がなくても注意!
ビタミンD不足が危険な理由
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自覚症状がなくても注意!
ビタミンD不足が危険な理由
では、なぜビタミンDは身体に欠かせない栄養素なのでしょうか?ビタミンDの主な働きは、「小腸でのカルシウムの吸収を促進する」や「骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ」などで、強い骨の維持に欠かせません。実は、骨に関する疾患の原因といえば、カルシウム不足だと思いがちですが、ビタミンD不足も大きな原因なのです。骨粗しょう症は高齢になるほど発症リスクが高まるうえに、自覚症状が現れないまま進行します。特に、女性は閉経によって女性ホルモンが減少すると、骨を吸収する破骨細胞の活性が強まり、骨密度の低下が起こりやすくなるのです。40・50歳代を超えたら、定期的な骨密度検査をおすすめします。ビタミンD不足は自覚症状が少ないため、不足した生活を続けてしまい、知らず知らずの内に健康を損なってしまいます。それこそがビタミンD不足の危険性だと言えるでしょう。
骨だけじゃない!?全身に影響するビタミンDのチカラ
実は、ビタミンDの受容体※は体内のほぼすべての細胞内に存在しています。そのためビタミンDは骨だけに限らず、身体中のあらゆる部分で働いている可能性があり、幅広い健康効果が期待されています。近年では「筋肉中のタンパク質合成を促進し、高齢者の転倒予防に効果がある」、「インフルエンザの予防につながる」、「認知症予防に役立つ」など、様々な領域での研究結果が発表されています。近い将来、ビタミンDはこれまで以上に重要な存在になるかもしれません。
※ビタミンDと結合して作用を発揮させるタンパク質
高齢になるほどリスクが高まる!ビタミンD不足が及ぼす大人の危険症状
骨粗しょう症とは
- 骨が折れやすくなる
- 背骨の圧迫骨折により背が縮む
- 背骨や腰が曲がり、良い姿勢を維持できなくなる
その結果、内臓が圧迫されるなどの影響により、
骨折以外の障害が生じる可能性も。
以下のような症状も
ビタミンD不足が原因かもしれません
- 風邪をひきやすくなった
- 血圧が上がってきた
- 歩くスピードが遅くなった
- 転びやすくなった
骨粗しょう症とは
- 骨が折れやすくなる
- 背骨の圧迫骨折により背が縮む
- 背骨や腰が曲がり、良い姿勢を維持できなくなる
その結果、内臓が圧迫されるなどの影響により、
骨折以外の障害が生じる可能性も。
以下のような症状も
ビタミンD不足が原因かもしれません
- 風邪をひきやすくなった
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