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知っトク!?健康スキル

つき合い方、それでいいの? 甘いだけじゃない、 糖質。(2/5)

掲載号 vol.28

ただ痩せられるだけではありません ! 糖質を摂らないと、どうなるの?

富田益臣先生

糖質をきちんと知りましょう!

必要不可欠なエネルギー源である糖質。それを控えるとどうなるのでしょうか?糖質制限で痩せる仕組み、そのデメリットも詳しくお伝えします。

糖質=炭水化物では、ありません。

糖質と同じ意味合いで、炭水化物という言葉が使われることが多くあります。大きく間違っているわけではありませんが、正確ではありません。炭水化物には、糖質だけでなく食物繊維も含まれています。つまり糖質とは、炭水化物から食物繊維を除いた栄養素で、身体のエネルギー源になるものを指すのです(下表を参照)。

糖質にはさまざまな種類があり、構造によって分類することができます。糖質の一番小さい単位を単糖類といい、それが複数結合したものは、その数によって少糖類、多糖類に分けられます。糖質は、実に多くの食品に含まれているので、一般的な食事をすると、必ず糖質を摂取することになります。

「糖質は小腸で吸収されてブドウ糖になり、血流によって身体のすみずみまで運ばれ、エネルギーとして利用されます。脂質やタンパク質もエネルギーになりますが、素早く、効率的にエネルギーになるのが糖質。ヒトが活動をするときには、糖質がエネルギーとして、真っ先に消費されます」

ブドウ糖は身体はもちろん、脳のためにも重要です。すべての行動は脳の指令によるものですから、常にエネルギーが必要なのです。

「脳は1時間に5gものブドウ糖を消費します。脳のエネルギーを作ることができるのは糖質だけ。脂質やタンパク質からは作れないのです」

糖が不足すると、体脂肪が落ちていく。

糖質は、それほど大切な栄養素であるため、危機に備えて蓄えておく仕組みがあります。

「エネルギーとして使われず余ったブドウ糖は、グリコーゲンとしてまず肝臓と筋肉に貯蔵されます。これはヒトが長く飢餓にさらされてきたことで獲得した仕組み。食べ物を得られなかったとき、エネルギーを供給するために、肝臓や筋肉にあるグリコーゲンを再びブドウ糖に分解して補います」

しかし現代は、食べ物が豊富にあり、身体を動かす機会が激減する環境に変化。糖をエネルギーとして使い切れない環境です。

「肝臓や筋肉に貯蔵しても、それでも余った糖は、体脂肪として蓄えられます。現代は食べるものが豊富にあり、飢餓状態になることはほぼありませんから、余った糖がどんどん体脂肪となって肥満になってしまうのです」

糖質が余ると肥満になる。このことから、糖質制限がダイエットとして注目されたのです。糖質を制限することでエネルギーが不足し、蓄えられた体脂肪からエネルギーが作られます。痩せる理由はここにあります。しかし、過度な糖質制限はやはりリスクがあります。糖が不足すると体脂肪や、肝臓・筋肉にに貯蔵されたグリコーゲンが使われますが、それも底をつくと筋肉そのものをアミノ酸に分解、筋肉量が減少するとも考えられています。

「肥満は万病のもとですから減量のために、短期間の糖質制限は有効だと言えます。しかし、長期間続けた場合のデータはなく、安全かどうか何とも言えません。糖質制限のメリットとデメリット、そして本当に必要なのかも考えるべきだと思います」

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