食べる『紫外線対策』!その2“抗酸化力”を高める7つの方法
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食べる『紫外線対策』!その2“抗酸化力”を高める7つの方法
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カロチンは油と一緒に摂るのが吸収率を高める秘訣。人参やかぼちゃなどカロチンを含む野菜は、塩もみでしんなりさせてからオリーブオイルをプラス。サラダで食べるのがおすすめです。カロチンは油に溶ける脂溶性のビタミンなので、油と一緒に摂ることで吸収率がより高まり、抗酸化力もアップします。
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抗酸化力も味わいも完熟した時が一番に!バナナは、“シュガースポット”と呼ばれる茶色い斑点が出ると、抗酸化力が2倍以上に増加。糖度も増すので、おいしさもアップ。抗酸化力が高いパプリカも、完熟野菜なんです。
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抗酸化力は倍近くに!「すでに干しているのに、まだ干すの?」と思われるかもしれませんが、市販の干し椎茸の多くは日光に当たっていない機械干しがほとんど。30分太陽光に当てるだけで、抗酸化力が倍近く高まり、ビタミンDも6倍以上増加します。ちなみに国産のものは、より抗酸化力が高いのでおすすめ。
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“煮るだけ”に比べて抗酸化力が倍以上に!蓮根やごぼうなど根菜類は、筑前煮、きんぴら、カレーにシチューなど、“炒めて”から“煮る”調理法で食べるのが◎。“煮るだけ”の倍近くに抗酸化力が上がります。油で膜ができるのでおいしさも栄養価も逃しません。
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抗酸化力は2.5倍糖度は120%アップ!ねぎは生でも炒めてもおいしい野菜ですが、焼けば抗酸化力が生の2.5倍高くなり、糖度も120%アップしておいしくなります。焼いたねぎを刻んで、味噌汁の具としていただくと身体が温まります。
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熟成期間が長いほど旨みもパワーも増加!醤油や味噌など発酵した調味料は、抗酸化力も高いもの。特にたまり醤油など、熟成期間の長いものほど旨みが強く、抗酸化力も高くなります。調理に使う際に、食材や他の調味料との化学変化で、抗酸化力が増す場合も多くあります。
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“ACE(エース)”で覚えるビタミンの相乗効果。それぞれに抗酸化力が高いビタミンA、C、E。Aは皮膚や粘膜、目の健康を維持する力、Cには美肌効果、Eには老化予防の働きなどがあります。この3つが合わさると、左の図のように助け合う働きをし、抗酸化力や栄養価を向上させます。サラダやジュースにするといただきやすいです。 A、C、EでACE(エース)と覚えましょう。
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- 紫外線対策に役立つ「抗酸化力アップ」の
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- 取材協力・記事監修
- 市野 真理子 先生
デザイナーフーズ株式会社 『ベジマルシェ』セミナー講師
管理栄養士