vol.6
目やには生理現象のひとつで、出るのは自然なことですが量が増えたり状態が変わったりしたら、トラブルを知らせるサインかも……。 たかが目やにと軽視せず、変化を見過ごさないようにしましょう。
目やにの変化はトラブルのサイン!目の健康のために正しい対処を。
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目やにの変化はトラブルのサイン!目の健康のために正しい対処を。
目やにの量や色、状態の変化は炎症が原因です。
朝、起きると目頭に目やに。誰にでもあることですが、そもそも目やにとは何かをご存知ですか?
通常出る目やには、目から分泌される粘液や代謝活動による老廃物などからできています。これらの老廃物などは涙によって鼻に排出されるのですが、就寝中は涙の量が減るため、起床時に塊となって目やにが出やすくなるのです。少量の乾いた目やにがついていても、大きな心配はありません。けれど、目やにの量が普段より多い、色や状態がいつもと違うと感じたら、要注意。それは、目にトラブルが起きているサインかもしれません。細菌やウイルスに感染して炎症が起きると、黄色や緑色っぽい膿性の目やにや、白くベタベタした目やにが大量に出ることがあります。また、ダニやハウスダスト、花粉症などのアレルギー反応でも、さらさらとした水状の目やにが出ることがあります。そして、加齢も目やにを増やす要因のひとつ。涙の分泌量が減り、循環が悪くなることに加えて瞳の回復力も低下するため、炎症や目やにが発生しやすくなるのです。
ロート製薬の調べでは、シニア層を中心に、目やにに悩む人の3人に2人が毎日目やにを気にしており、「以前より量が増えた」「朝だけでなく日中も出ることが多く、不潔に見えそうで不安」などの声が。けれど、目やにで眼科を受診してよいのかもわからず、どう対処すればいいか悩んでいる人も多いようです。
目やにの悩み、
不安な気持ちに応えるべく目薬を開発。
2011年、ロート製薬は、『ロート新緑水』を発売しました。目やにの原因となる炎症をしっかりと鎮めることで、目やにが増えたときの目のかすみなど、不快感を解消。朝、目やにが気になるときなどのケアに着目した初の目薬として、幅広く受け入れられました。目やにに悩む人の増加を受けて2018年にリニューアル。抗炎症作用を強化し、朝だけでなく一日を通して、気になる目やににも対応します。涙液成分を補充できるので、涙が減りがちなシニアにもおすすめです。「目やにの悩み、どうすればいいの?」という不安な声に応えるべく生まれた『新緑水』。このような目薬も活用して、目やにによるかすみなどの不快症状をケアするようにしましょう。ただし、目薬で改善が見られないときや、感染が疑われるとき、ほかにも気になる症状がある場合は、必ず眼科を受診してください。
そして、目やにが出たときは手でこすり取らないように。細菌やウイルス感染の広がりを防ぐためにも、清潔なガーゼやティッシュ、綿棒などでやさしく拭き取り、その後は手をきれいに洗ってください。普段と違う目やにのときは、タオルの共有も避けましょう。
最初に説明した通り、目やには不要なものを排出した結果であり、生理現象のひとつなので、普段通りなら必要以上に悩むことはありません。けれど、量が増える、色が違うといった異変があれば、炎症などのトラブルが起きている可能性が。たかが目やにと思われがちですが、目の健康状態を知るためのバロメーターなのです。目やにが気になると感じたら、色や粘度を確かめましょう。目からのサインを見過ごさず、状況に応じて目薬を使う、眼科へ行くなどの対処をしてくださいね。