美と健康のために正しいと思うこと。その常識を「あなたの常識、それ本当?」は徹底検証していきます。今回のテーマは「缶詰」。長期保存ができるので、保存料をたくさん使っていそう…。と思っている方も必見!缶詰には様々な種類があり、中には生の食品と変わらない栄養価値があるものも。そんな缶詰の魅力を専門の先生にお聞きしました。
やっぱり生の食品がいい!?缶詰の魅力は保存性だけ?
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やっぱり生の食品がいい!?缶詰の魅力は保存性だけ?
誤解されがちな缶詰 実は食品の優等生! ?
長期保存が可能で、家庭に常備しておける便利な缶詰。しかしその反面、保存料を大量に使用していておいしくなさそう……。と思っている人もいるのでは?
「生の食品に比べて味が劣っていそう、鮮度が低そうというイメージを持つ人もいるようですが、それは大きな誤解です。缶詰に使われているのは、旬の時期に収穫される食品。さらに、保存料を使わずに新鮮な状態で即密封するので、むしろおいしさと栄養成分が凝縮されているんですよ」
そう話すのは、女子栄養大学名誉教授の吉田企世子先生。先生によると、缶詰が日本で誕生したのは明治4年、以降食生活の変化とともに缶詰も多様化していったといいます。
「缶詰が高級品だった昔と比べ、今は手軽に利用できるようになりました。何より、魚、野菜、肉、果物、惣菜など種類が大変充実しています。密封や腐敗を防ぐための加熱殺菌などの加工技術もどんどん進化しているので、味や栄養価値など品質が高い缶詰が増えているんですよ」
缶詰への理解を深めて、食生活をより豊かにするためにも、ぜひ缶詰を上手に食事の中にとり入れてみてください。