美と健康のために正しいと思うこと。その常識を「あなたの常識、それ本当?」は徹底検証していきます。今回のテーマは「肉」。肥満・糖尿病などの生活習慣病予防やダイエットために避けられがちな肉ですが、身体にとって悪いものなのでしょうか。肉の持つ健康効果について専門の先生にお聞きしました。
栄養素が豊富!!それが肉の底力
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栄養素が豊富!!それが肉の底力
以前から問題になっている“食の欧米化”。食生活が変化したことで動物性食品の摂取量増加が問題視されたことから、肉はなんとなく身体によくないというイメージがありませんか?
「肉が健康によくないというのは大きな誤りです。肉には私たちの身体に欠かせない栄養素が豊富に含まれています」と言うのは、日本応用老年学会理事長の柴田 博先生。
「肉には良質なタンパク質が豊富に含まれています。そのタンパク質の原料は身体を作る上で不可欠なアミノ酸です。アミノ酸には人間の体内で作ることができない必須アミノ酸というものがありますが、この必須アミノ酸をバランスよく含んでいるのが、肉の最大の特徴です」と柴田先生は言います。
さらに、肉にはほかにもさまざまな栄養素が含まれていること、私たちの生活にとても大切な食材だということがわかってきました。
「問題なのは、肉を避けることによって考えられる“低栄養”です。だから正しい知識を知り、肉を効果的にとり入れてほしいですね」
Q&Aでは、肉に含まれる栄養素の作用や働き、効果的な食べ方をご紹介していきます。健康な身体でいるためにも肉を避けることなく、毎日を元気に過ごしていきましょう。