エナジードリンクにまつわる 疑問Q&A
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エナジードリンクにまつわる 疑問Q&A
何を基準に選べばいいの?
例えば、カフェインを多く含むものはロングドライブや長時間のデスクワークなどで眠気を払いたいとき、BCAA(分岐鎖アミノ酸)を多く含んでいるものはスポーツの前後など、目的に合わせて選んでみましょう。清涼飲料水なので、味の好みやイメージで選んでもかまいません。
1日何本飲んでもいいの?
特に決まっていませんが、1日1~2本を限度にしたほうがいいでしょう。カロリーが気になる場合は、表示されている成分の含有量が1本あたりなのか100㎖あたりなのか確認を。また、カフェインの含有量が多いものは集中力を発揮したい”ここぞ!”というときにおすすめですが、カフェインの摂り過ぎにならないように気をつけましょう。ちなみに、夜に飲むと眠くなりにくいと言われています。ノンカフェインタイプもあるので、うまく選んでください。
いつ飲んでもいいの?
食事から栄養を摂ることをメインに、エナジードリンクは補給飲料として考えるのがいいでしょう。エナジードリンクは甘めのものが多いので、食事前に飲むと満腹中枢を刺激し、「お腹いっぱい」の錯覚を起こしてしまうこともあります。すると大切な食事からの栄養摂取が妨げられてしまうこともあるので、飲むのは、できるだけ食事に影響しない時間帯を選んだほうがいいですね。
長期間飲み続けるとよくないの?
清涼飲料水なので適切な摂取量については国内では定められていません。しかし、例えばカフェインはまとまった量を一気に体内に入れたり、濃いものを飲んだり、継続して飲むとクセになる可能性も指摘されているので、摂り過ぎには注意が必要です。
炭酸のあり・なしの違いは?
炭酸の有無で期待する作用などに大きな違いはありませんが、シュワシュワという泡の刺激によって爽快な気分になる、というスッキリ感が得られます。また、含有成分の薬っぽい味や香りを炭酸が軽減してくれるという、飲みやすさのためでもあります。ちなみに医薬部外品である栄養ドリンクには、炭酸を使うことができません。
エナジードリンクに黄色が多いのはなぜ?
その黄色の正体は、ビタミンB2の色。成分そのものの色なんです。ビタミンB2には、疲労回復や、肌や髪の健康を維持するなど疲れや美容にさまざまな効果があることから、多くのエナジードリンクに配合されています。だから黄色が多いんですよ。
子どもも飲んで大丈夫?
基本的に問題ありませんが、糖やカフェインが多いので、成長期の子どもが大量摂取したり、継続的に飲んだりするのはおすすめできません。特に味覚を形成中の幼児の場合は、早い時期に甘みの強い飲料を知ってしまうと、甘いものばかり欲しがるようになるので、食事の幅が狭まる心配もあります。
国内のものと海外のものは違うの?
日本で販売されているものと海外で販売されているものでは、サイズ、種類、成分などで事情が異なります。海外では750mlを超える容量のものも販売されていますし、1ブランドで10種類ほどのシリーズになっている場合もあります。また、日本では医薬部外品の商品にしか配合が認められていないタウリンなどの成分が、海外の商品には配合されていたりもします。
自然素材で作る自家製エナジードリンク
家庭で作れる自家製エナジードリンクのレシピを、田口先生に教えていただきました。「紅茶カフェインに炭酸を加え、さらにハチミツを加えると自然な甘さでスッキリとエナジーチャージできますよ」。家庭にある素材で手軽に作れるので、ぜひトライしてみてください!
【作り方】
- 〈用意するもの(1杯分)〉
- 濃いめの紅茶…30ml
- 炭酸……………120ml
- 果汁(オレンジ、レモンなど)……大さじ1
- ハチミツ…大さじ1
- (1)紅茶を濃いめに淹れ、ハチミツを加える。
- (2)十分冷ましたら、果汁を加えてよく混ぜる。
- (3)最後に炭酸を加える。
※冷やさずにホットでも楽しめます