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ヨーグルトだけでいい? “腸内細菌を働かせる”腸活と、その効果(1/4)

掲載号 vol.47

その腸活で大丈夫?

健康作りのために、すっかり定着した“腸活”。“腸内環境を整える活動”との意味でそう呼ばれ、ヨーグルトなどの発酵食品を摂るのがひとつの方法とされています。あなたは、腸活にどんな効果を期待していますか?便通改善?美肌?免疫力の維持?腸内環境を整えることは、それに留まらない健康効果があるとわかってきました。ただ、それを得るには、ヨーグルトのほかに摂るべきものがあります。

腸内細菌を“働かせる”ことが、心と身体の健康維持に

健康だけでなく性格や感情にまで関係

“健康のかなめ”とも“第二の脳”とも言われる腸。本誌ではこれまでにも腸にまつわる特集をお届けしてきました。腸内環境を整える“腸活”は、今や健康作りに欠かせないもの。特に昨年からは免疫力の維持のためにと、実践する人も増えたようです。免疫力維持のほか、便秘や肌の改善、ダイエットなどの効果が期待されていますが、実は腸活の健康効果はそれだけに留まりません。

腸活を考える上で重要なのが、腸の中にいる、腸内細菌。近年、世界中で【腸内フローラ】(さまざまな種類の腸内細菌が形成する生態系のこと)の研究が進み、腸内フローラと健康との新たな関係が、次々に明らかになってきています。

「私たちの腸には、約1000種類、100兆個もの腸内細菌が生息しています。人間の細胞は37兆個ですから、その2倍以上もの数が存在しているわけです。腸内細菌の働きを知るほどに、実は、身体の主は、腸内細菌なのではないか、と感じてしまいます」

お話をうかがったのは、京都府立医科大学の内藤裕二先生。消化器専門医として診療にあたりながら、腸内細菌と長寿の関係など、腸内フローラ研究を精力的に行っている先生です。

「腸内細菌は性格や感情に関係していることがわかってきています。ある実験(*1)で、腸内細菌がいるマウスと腸内細菌がいないマウスを観察したところ、腸内細菌がいないマウスは攻撃的で、感情にかかわる脳内物質の量が少ないことがわかりました。また別の実験(*2)では、行動が積極的なマウスと、消極的なマウスの腸内細菌を入れ替えると、積極的だったマウスが消極的になり、消極的だったマウスが積極的になることもわかりました。性格は変えられないものとされていましたが、この実験は、腸内細菌を入れ替えるだけで性格が変わることを示唆しています」

(*1)スウェーデンのカロリンスカ研究所とシンガポールのジェノーム研究所の合同研究
(*2)カナダのマクマスター大学、プレミシル・ベルチック博士の研究

精神的ストレスで腸内フローラに乱れが

緊張する場面が控えているときなど、下痢や便秘といったお腹のトラブルを経験したことはありませんか?精神的ストレスも、腸内細菌が深くかかわっている可能性があるそうです。

「腸は脳と互いに影響を与え合っていることがわかっています。私が外来で患者さんを診る中で、強いストレスにさらされ精神的に落ち込んでいる人は、便通異常にも悩むケースを多く見てきました。これは精神的ストレスによって腸内フローラに乱れが生じることが原因だと考えられます。そういった人たちは、ストレスから解放されればお腹の調子も改善します。悪くなるときはどちらも悪くなり、治るときはどちらも治るわけです。腸は脳をはじめ全身の健康と関係することがわかってきています。腸内細菌をきちんと働かせることが、心と身体の健康維持につながるのです」

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