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知っトク!?健康スキル

やる気・年齢のせいじゃない?足りないのは、鉄なんです!(3/3)

掲載号 vol.40

貧血改善には、鉄を摂る。一にも二にも食事です!

毎日使われるから、毎日の食事で摂る!

貧血を解消する基本は、とても簡単。とにかく鉄を摂ること。やはり一にも二にも食べることです。 「鉄欠乏性貧血の症状はさまざまですが、原因はシンプル。鉄が足りてないだけなのです。改善も簡単、摂ればいい。食事でしっかり鉄を摂ることです。食事でまかなえなければ、サプリメントを活用してもいいのです」

食事を見直して、ヘモグロビン濃度が改善されても、継続することが大事なのだそうです。

「月経がある患者さんには、貧血が改善されても、維持療法として鉄の摂取を続けてもらっています。鉄は日々使われますし、出ていくものなので、常に必要だからです。血液検査の結果は、ヘモグロビン濃度(Hb)に加えて、赤血球の大きさを示すMCVという項目も見てください。鉄不足だと、ちょうどいい大きさの赤血球を作れなくなります。MCVの値が基準値を下回れば、赤血球が小さいということ。小さければそれだけ、運べる酸素が少なくなるのです。赤血球は120日(4か月)で入れ替わりますから、鉄の摂取を途中でやめてしまうと、十分な大きさになりません」

特に40代の女性は、貧血を解消しておいたほうがいいと先生。

「更年期には、さまざまな不調が出始めます。貧血が潜んでいると、その不調の改善方法がわかりにくくなってしまいます。鉄欠乏による不調と、女性ホルモン減少による不調はとても似ているのです。ですから40代の女性には、早めに貧血を解決しましょうとお伝えしています。治せるものは治しておけば、不調の解決策を見つけやすくなります」

“わかっているけど、動けない”。その状況を変えてくれるのは、鉄なのかもしれません。

とにかく、鉄を摂る。ヘム鉄、非ヘム鉄どちらも。とにかく、鉄を摂る。ヘム鉄、非ヘム鉄どちらも。
肉やレバーが苦手なら魚介類から鉄を。肉やレバーが苦手なら魚介類から鉄を。
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肉やレバーが苦手なら魚介類から鉄を。肉やレバーが苦手なら魚介類から鉄を。

この先生に聞きました!

濱木 珠恵 先生

濱木 珠恵 先生

はまき たまえ

ナビタスクリニック新宿
院長

北海道大学医学部卒業。国際医療センターにて研修後、虎の門病院、国立がんセンター中央病院、都立府中病院、都立墨東病院を経て、2012年より現職。専門は内科、血液内科。著書に『ドラキュラ女子のための貧血ケア手帖』(主婦の友インフォス)がある

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