ロート製薬は世界110か国以上で事業を展開しています。その国で人気の商品を通して、日本とは異なる文化や健康事情を、現地に滞在経験のあるスタッフが紹介します!第5回は『アメリカ合衆国』。50の州からなり、面積と人口はともに世界第3位。世界で最も多くの移民を受け入れ、“人種のるつぼ”とも呼ばれる多民族国家。多様性と自由を重んじる国として知られる。
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デジタルやジム、サプリメントも活用!自分の身体は、自分で守る
アメリカの医療は世界最高水準と言われ、医療費が高いことも知られていますね。日本のように公的に保障する国民皆保険制度がなく、民間の医療保険に加入しますが、基本の医療費が高い上に保障額に制限があり、自己負担額が多くなります。加えて病院は基本的に予約制で、行けばすぐに受診できるわけではないのです。
だからこそ、極力病院に頼らずにすむよう予防やセルフケアの意識が高く、いち早くデジタルヘルスケアサービスが広がりました。
健康のために運動を重視する人も多く、ジムに通う人の割合は日本の約5倍!また、驚くほど市販薬やサプリメントの種類が豊富で、それらも上手く活用します。簡単に病院へ行けないからこそ、自分の身体は自分で守るという思いが強いんですよ。
歯痛がつらいけれど
すぐ歯科医院に行けない!
そんなときの強い味方
アメリカの民間医療保険は、一般的に歯科治療は適用外。そのため歯科だけの保険もありますが、すべての人が加入しているわけではありません。治療技術は高レベルですが、歯科医にかかると治療費がかさむので、虫歯や歯周病予防は日本より入念。とはいっても突然の歯痛はあるもので、痛み止めの薬が重宝されています。『Red Cross』シリーズは痛むところに直接塗るタイプ。すぐに歯科医に行けないとき、虫歯などを治療するまでの間、歯痛をしのぐためにも常備する人が多いようです。また、白く美しい歯を保つことも重視。多種多様な人種や民族が集まるアメリカでは、笑顔がコミュニケーションにおいて重要な手段とされているからです。にっこり笑って美しい歯を見せられるように、ホワイトニングのためのジェルやシール、歯磨き粉など充実のアイテムを使い、しっかりとセルフケアをしているんですよ。
軽症のうちにしっかり対策!
皮膚科医推奨成分で
ニキビ菌を強力殺菌
「ニキビは疾患だから皮膚科で治すのがベター」という考えが根付いています。けれど、専門医を受診するために、かかりつけ医の紹介が必要な場合も多いのです。手間と時間がかかるため、軽症ならホームケアで対策。日本でおなじみのメンズスキンケアブランド『OXY』は、アメリカではニキビケアのブランドとして知られています。洗顔料には皮膚科医推奨の成分を配合し、ニキビ菌をしっかり殺菌します。余分な皮脂や角質をからめ取る拭き取りパッドも人気。手軽なセルフケアで効果が得られると、ニキビに悩む10代の若者から支持されています。
風邪には定番の塗る咳止め。
シーンに応じて使い分け!
日本では風邪をひいたら病院へ行くという考えの人が多いのですが、アメリカではよほどひどくなければ、家で静養して治すのが基本的な考え方。日本以上にセルフメディケーション(軽度な不調は自分で手当てする)の文化が進んでいて、効き目だけでなく、使用シーンに合わせて市販薬の剤形にもバリエーションがあります。胸や背中に塗ることで、咳を和らげてくれる『MENTHOLATUM VAPORISING RUB』シリーズは長年愛され、常備している家庭も多いですね。手を汚さずに塗れるロールオンタイプ、ラベンダーエッセンスのアロマ効果を加えた夜用、小さな子ども用など、ニーズに合わせてラインナップも充実しています。
※海外で展開している商品のため、国内ではご購入いただけません。ご了承ください
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