今回の体験は「フラメンコ」。
美と健康によいことはもちろん、運動には人をきらきらと輝かせる力があります。今回の体験は情熱的なギターと歌に合わせて妖艶に踊る「フラメンコ」。ちょっとハードルが高くても女性らしさが磨けるものを!そんな想いからフラメンコに挑戦しました。
情熱的なギターに合わせてダンス!女性らしさを磨くフラメンコ
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情熱的なギターに合わせてダンス!女性らしさを磨くフラメンコ
湧き上がる感情を引き出すフラメンコ。
はじめまして。ライターの丸古玲子です。若いころは何もしなくても元気と健康が取柄でしたが、30代後半から体力が落ちて体型も変わり始め、これはマズいと運動を始めたのが40歳を過ぎてから。楽しみながら続けるうち、身体も心も元気を取り戻してきました。この調子でまだまだ新しいことに挑戦できるかも?できれば女性らしさを磨けるものを……と、思い出したのが、映画で見たフラメンコです。情熱的なギターと歌に合わせて妖艶に踊るダンサーはずっと憧れ。ちょっとハードルが高い気もするけれど、思い立ったが吉日で、東京・赤坂の『アルバフラメンコ教室』へ。本場スペインで活躍した経験を持つ加藤美香先生が教えてくれます。
「フラメンコは自分らしく楽しく踊るもの。ステップや手振りに基本的な動きはありますよ。でも、振り付けをそのまま型通りに踊るのが正解ではなく、一番大事なのは、ダンサー自身に湧き上がる感情を思いきり踊りに込めて表現すること。自由度の高いダンスだから、何歳からでも始められるんですよ」
フラメンコ用にフリルがたっぷりついたスカートをはくと、それだけで気分は高揚!鏡に映る自分が映画で見たダンサーに近づけたようでワクワクしてきました。
楽しみながら内面も外面も磨いて!
ところが、いざ踊り始めると、先生の振り付けについていくことさえままならず、手と足で違う動きに頭はパンク寸前……!
「上手く踊ろうと考えないで!心を子どもにして真似をするだけ。失敗してもいいんだから。全身を見せつけるくらい堂々と、“アイム・ア・ダンサー!”の気持ちよ!」
先生の励ましで気持ちを切り替えました。リズムに乗ることだけに意識を集中すると、手足の動きが大きくなり、気分が高まってきました。胸を張り、手を打ち、スカートを華麗にさばく。そして床を打つ強いステップ。次第に、「アイム・ア・ダンサー!」とポーズを決めるのが快感になってきたのです。まるで、知らなかったもうひとりの自分を発見したよう!日常では抑えることが美徳とされる自分の感情を素直に解放できる気持ちよさに、人気の理由が分かったような気がしました。
「夢中で踊るうちに、健康維持になるのがフラメンコのもうひとつのいいところ。足に衝撃が加わることで骨が強くなるんですよ。自然に姿勢もよくなるし、肩こりの改善にもいいのです」と先生。この教室に通う女性に聞くと、「体型や容姿にコンプレックスがあったけど、それも私の魅力なんだと思えるようになった」「踊るときの美しさを普段の生活でも意識するから、しぐさがキレイと言われるように!」との声が聞かれ、「フラメンコを始めて風邪をひきにくくなった」という人も!
いつか本格的な衣装を着て観客の前で踊ってみたい!一回の体験で早くも夢が膨らむのは内面も変化し始めたせいかもしれません。