Vol.7
病気の予防や改善を目指す薬膳。
お家でできるレシピをご紹介します。
夏を元気に過ごすためのご膳を紹介します。
読了時間:11分
夏を元気に過ごすためのご膳を紹介します。
今夜の食卓に。 夏の元気ご膳
夏を元気に過ごすためのメニューをご紹介。
夏の症状とおすすめ食材
強い日差しや絡みつくような湿気は、身体だけでなく心までをも疲弊させます。そんな過酷な状況が、ストレスを生み、動悸、不眠などの不調を引き起こすことも。そんな夏は、すいかや冬瓜、トマトなど身体の余分な熱を取るだけなく、水分も補充できる食材を摂りましょう。また、夏バテ予防には豚肉、かぼちゃ、穴子などがオススメ。生野菜や冷たい飲み物の摂り過ぎは身体を冷やしてしまうので、バランスよく摂取しましょう!
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豚ヒレ肉には、疲労回復に役立つビタミンB1が豊富。
豚ヒレと冬瓜の和風ポトフ 228kcal材料(4人分) (A) 豚ヒレ肉…200g
冬瓜…500g
じゃがいも…2個
玉ねぎ…2個
生姜…1かけ
陳皮…7g
大葉…1束
だし汁(昆布)…800cc
鶏がらスープ…400cc塩…適宜
こしょう…適宜
生姜汁…適宜
(B)
濃口醤油…大さじ4
塩…少々
こしょう…少々作り方
① 豚ヒレ肉は5mm の厚さにスライスして、(A)で下味をつける。しばらく置いたら、水気を拭いて片栗粉適量(材料外)を薄くまぶす。
② 冬瓜は皮・ワタ・種を取り3~4cm角に切り、下茹でする。
③ じゃがいもは一口大に切り、玉ねぎは櫛形に切る。
④ 鍋にだし汁と鶏がらスープを合わせ入れ、みじん切りにした生姜と陳皮を入れる。
③を加えて、ひと煮立ちしたら①を加えて、野菜が柔らかくなるまで煮る。
⑤ ④に②を加え、(B)を入れて味を調える。
⑥ ⑤を器に盛り、千切りにした大葉を天盛りにする。
調理Point
豚ヒレ肉は肉たたきなどで少したたくとより柔らかくなります。冬瓜の皮目の緑が残るように煮ましょう。
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夏のおすすめご飯。小豆は水分代謝を促進。
小豆入り玄米ご飯 325kcal材料(4人分) 玄米…2カップ
小豆…50g
塩…小さじ1/2
ごま塩…適宜作り方
① 玄米は両手で、やさしくこすり合わせるようにおがみ洗いをし、一晩水に浸けておく。小豆も水に一晩浸けておく。
② 炊飯器に①の玄米を加え、規定の水分量より少し多めに合わせる。①の小豆と塩を加え、ひと混ぜして炊く。
③ 炊き上がったら器に盛り付けて、ごま塩をふる。
調理Point
小豆を先に茹で、その茹で汁と水を足してご飯を炊き、炊き上がったら、最後に小豆を加えてもOK。
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身体を冷やしてくれるなす。のぼせや肩こりに◎。
なすのごま酢 90kcal材料(4人分) (A) なす…3本
みょうが…3個
塩…適宜
酒…適宜
油…適宜白すりごま…大さじ2
マヨネーズ…大さじ3
酢…大さじ1
濃口醤油…大さじ1作り方
① なすは皮を縞目にむき、一口大に切る。塩・酒をふって、油を薄くつけて7~8分蒸す。
② みょうがは千切りにして水にさらす。
③ (A)を合わせて①と②を和え、味を調える。
調理Point
なすの水分が出てしまうので、食べる直前に和えましょう。
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身体のほてりを解消してくれる食材が満載。
緑豆春雨とかにのサラダ 85kcal材料(4人分) (A) 緑豆春雨…40g
かにのほぐし身…30g
蓮根…1/2個
きゅうり…1/2本
くちなしの実…1/2個ごま油…大さじ2
塩…小さじ1/2
甜菜糖…小さじ1/2
薄口醤油…小さじ1/2作り方
① 緑豆春雨は戻して食べやすい長さに切る。
② くちなしの実は砕いて鍋に入れ、1ℓの水に約15分間浸しておく。火にかけて沸騰したら、①を入れて3~5分茹で、水にとって冷まし、水気を切る。
③ 蓮根はいちょう切りにし、酢を加えたお湯でサッと茹でる。きゅうりは縦半分に切り、斜め薄切りにする。
④ ボウルに(A)を合わせて、②と③とかにのほぐし身を和え、味を調える。
⑤ かにが見えるように盛り付ける。
調理Point
くちなしの実がなければ、春雨のみでOK。