Vol.9
ギフトコンシェルジュ・裏地桂子さん
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ギフトコンシェルジュ・裏地桂子さん
気軽なプチギフトが人間関係を深めてくれる。
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好きなものに囲まれて機嫌よく暮らしたい。
「毎日の生活では、辛いことももちろんあります。けれど、身の回りに好きなものがあれば、見ているだけで心癒されたり、気持ちを切り替えるきっかけになると思うんです」 自分が幸せでないと、人を幸せにすることはできない。だからこそ、日々機嫌よく暮らしたいと話す裏地さん。 「“好きこそものの上手なれ”という言葉がありますが、“好き”という情熱はとても大切。“好きなこと”が明確だと、自分が何をしたいのか、その先の道筋も見えてくるものです。私はこれからも、さらにお茶の知識を深めたいと思っているんです。そして今後は、さまざまな経験から得た、心がけや気づきを、若い人たちに伝えていきたいですね」 好きなものに関して「なんとなく好き」では済ませず、「なぜ好きなのか」「どうしておすすめするのか」を伝えるのも、ギフトコンシェルジュの役割。凛とした佇まいで朗らかに笑う裏地さんの、輝きに満ちた笑顔の原動力は、“好きなもの”に傾ける情熱なのです。私の輝きの源 ~元気になれる本~
「おせちを中心に、祝いの料理80品が紹介されている本です。写真の美しさに加え、華やかな文章も魅力。いつも機嫌よく暮らしたいと思っている私ですが、時には落ち込むこともあります。けれどそんな時、ページをめくって数々のおめでたい料理を眺めていると、自然に元気が湧いてくるんです」。この本から得られたパワーを周りの人たちにも"お福分け"したくて、出産や誕生日のお祝いに贈ることも多いのだとか。
『祝いの料理』土井善晴著 テレビ朝日発行
この本の写真を担当する、鍋島徳恭さんから
贈られた一冊
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裏地 桂子さん
うらじ けいこ●衣食住ライフスタイル全般に精通し、商品の企画・開発・プロデュースに携わる。京都『裏具』で、個人指導のいけばな教室を主宰。著書多数。近著に『もの、好き。衣食住をセンスよく楽しむ心得』(講談社)。 (左)「装いも、相手への心づかい」と話す裏地さん。着物を着ると気持ちも引き締まるそう (右)裏地さんプロデュース、『裏具』の「吉帖」(上)とタイムフレグランス「間が香る」(下)