規則正しく、美しく。上手な時間の使い方。〈夜〉
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規則正しく、美しく。上手な時間の使い方。〈夜〉
食べるのを控えて。
ヒトの睡眠サイクルは90分で、眠りについてから1~2時間後に、成長ホルモンの分泌がピークになります。眠る直前に食事をすると血糖値が上がり、その分泌が抑制されてしまいます。成長ホルモンは、新陳代謝を活発にし、疲労回復や肌を修復・再生させるなどの働きがあるとても大切なもの。美と健康のために、眠る2時間前までに食事はすませておきましょう。
光を浴びないように。
夜に強い光を浴びると、親時計に夜を知らせるメラトニンの分泌が抑制されてしまいます。メラトニンの分泌を高めるためには、眠る1時間ほど前から部屋の調光を落としていき、眠る時には部屋を真っ暗にすることが大切。パソコンやスマートフォンの光は、特にメラトニンの分泌の邪魔をしてしまうので、就寝前の使用は控えましょう。
理想の睡眠時間。
アインシュタインは10時間、エジソンは4時間ほど。かの偉人たちにも睡眠時間にこれだけの差があるように、人によって必要な睡眠時間は異なります。精神的にも肉体的にも、翌日に十分な活動をするための睡眠時間が、その人に合った理想。自分がどれだけ眠ればいいかを知るには、就寝と起床の時間を2週間記録してみて。その平均値が、あなたの理想の睡眠時間です。
週末の寝坊は2時間まで。
体内時計®のリズムを整えるには、いつも決まった時間に起きることが大切。そうは言っても「週末くらいはゆっくり寝ていたい」もの。普段の起床時間が一定で、きちんとリズムを保てている人なら、週末の少しくらいの寝坊で体内時計®が狂うことはありません。ただし、昼まで寝てしまうのはNG。11時までには朝の光をしっかり浴びられるように、普段の起床時間プラス2時間くらいを目安にゆっくり"朝寝坊"してください。
「体内時計」は、ロート製薬株式会社の登録商標(第5093717号)です。