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なるほど!食の知識

和食はなんでいいの??健康を作る大人のための食育(4/5)

掲載号 vol.17

どんな効果があるのか、機能性成分がより、わかる!

Lesson_4

どんな効果があるのか、機能性成分がより、わかる!

健康増進に役立つ “機能性成分” 。その力が、もっとわかるようになります!

さらなる美と健康を目指せる、機能性成分。

昔から食べられてきた和食が日本人に合うこと、昔から知られている食べ方がなぜよいのか。ここまでその理由をひもといてきましたが、ここでは、食を選ぶ力を備える上で、ぜひ知っておきたい最新のキーワード〝機能性成分″についてお伝えします。今後大きく変化するものとして、注目を浴びているのです。

機能性成分とは、摂ることでさらなる美と健康を目指せる栄養成分のこと。美容によいと評判になったヒアルロン酸やコエンザイムQ10などをはじめ、〝頭がよくなる″として注目されたDHA、EPAなど医薬品に使われている成分や、微量でもビタミン・ミネラル以上の力を発揮すると言われている成分、生活習慣病や動脈硬化、さらには加齢に伴う疾患を防ぐ効果が期待される成分もあります。

さまざまな企業や機関が研究に取り組む中、この機能性成分について、大きな動きがありました。

「昨年、消費者庁が、機能性成分を含む食品と農林水産物について、機能性成分の効果の表示を認めると発表したのです。それまでは、その成分にどんな力があって、どんな効果があるのかを表示することが認められていなかったんです」

機能性成分表示で変わることとは?

【特定保健用食品(トクホ)】を除いた、サプリメントなどいわゆる健康食品には、効果の表示がなかったことから、私たちはそれを、どう選んでいいのかがわかりにくかったのです。それが、2015年4月から変わります。科学的エビデンス(論拠)が証明できたものについては、効果が表示されるのです。

「それは、国民の健康寿命を延ばそうという国の決意なんです。寿命は延びているのに、病気を抱えて生きる期間も延びている。病気を防ぎ、健康で生きられる期間を長くすれば、多くの人が幸福になり、国の力も上がる。そのために、機能性成分の表示を導入し、国民が自分の健康を作り、守れるようにしたのです」

病気を防ぎ、健康で長生きするために。

増大する医療費の問題も解消され、健康保険制度の破たんを免れることも望めます。

「病気を抱えて生きる期間は、平均して男性が9.13年、女性は12.68年もあります。自分の力で生きられないのは、自分だけでなく、周囲の人にとっても辛いこと。おいしいものをきちんと食べることが健康につながるのだから、食を楽しく学んでほしいと思います」

食を取り巻く環境や情報は常に進化していきます。よりよい食品を選び組み合わせていくためには、持っている知識のアップデートを。賢く食を選び、自分と、自分の大切な人の健康を作り上げるためにも、この機能性成分表示を役立てましょう。

機能性表示が認められる予定の

「機能性成分」

2015年4月の機能性成分表示に向け、効果が調査されているのは現在14種類。表示が始まる前に、期待される効果について学びましょう

  • イクラ・あんこうの肝

    n-3系脂肪酸(DHA、EPAなど)

    “頭がよくなる” と言われるDHA(ドコサヘキサエン酸)は、主に真いわしやまぐろなどの魚の脂肪に含まれています。炎症系の症状にも効果的なEPA(エイコサペンタエン酸)は、イクラやあんこうの肝、鰻などに多く含まれています。DHA、EPAはどちらもn-3系列の多価不飽和脂肪酸で、悪玉コレステロールや中性脂肪を減少させ、心疾患のリスクを低減します。

  • ブルーベリー

    ブルーベリー(ビルベリー)エキス

    ビルベリーはアントシアニンが最も多く含まれているブルーベリーの品種。アントシアニンは、植物界に存在する色素で、ドライアイや疲れ目、眼精疲労のほか、白内障の予防や網膜の機能低下など、目にまつわる不調の改善に役立つとされています。そのほか、ビタミンCやビタミンEのように高い抗酸化力があると言われています。

  • ほうれん草・蕎麦

    ルテイン

    植物の光合成を行うカロテノイド系の黄色色素。紫外線など光による酸化ストレスを軽減する働きがあるとされています。ほうれん草やブロッコリー、とうもろこし、蕎麦などに含まれています。人体では唯一、網膜の黄斑に存在し、白内障や、加齢黄斑変性(黄斑の老化で視力が低下する病気)の進行を抑制すると言われています。

  • 大麦

    大麦由来β-グルカン

    β-グルカンとは、水溶性の食物繊維の一種できのこやパン酵母などにも含まれます。大麦由来β-グルカンは、日本では麦ご飯などで摂取されてきました。食後血糖値の上昇を抑制したり、メタボリックシンドロームの予防、血中コレステロール値の低下などの作用が期待されています。

  • ノコギリヤシ

    尿トラブルなど男性特有の症状、前立腺肥大の改善が期待されています。原因である酵素5α(アルファ)-リダクターゼを抑制する効果があるそう。

  • セレン

    体内で作られた過酸化脂質を分解する酵素。魚介類やねぎなどに多く含まれ、ビタミンEと摂取すると抗酸化作用がアップ。老化やガン予防効果に期待が。

  • コエンザイムQ10

    アンチエイジングのための成分として人気。鯖・牛肉などに含まれています。美肌効果がよく知られていますが、心筋梗塞や高血圧などの予防にも期待が。

  • グルコサミン

    関節の動きをなめらかにしたり、痛みを緩和する効果が。エビやカニなどの甲羅に含まれ、〝軟骨成分"と言われるコンドロイチンと一緒に摂るとより効果的。

  • イチョウ葉エキス

    イチョウの葉に多く含まれるフラボノイド。脳の血流改善の効果が注目されています。含有成分ギンコライドやルチンとの相乗効果で認知症予防にも期待が。

  • にんにく

    硫化アリルやアリシンなど抗菌作用、抗酸化作用があるとされる硫黄化合物を多く含有。血中コレステロール値の正常化や血圧を下げる作用に期待が。

  • パン酵母由来β-グルカン

    イースト菌の細胞壁から抽出精製した多糖類。食物繊維のひとつで心疾患の予防に効果的。きのこ類のβ-グルカンより純度が高いとされています。

  • ラクトフェリン

    哺乳類の乳に含まれる糖タンパク質。免疫調節機能を上げる効果があると言われています。腸内では有用菌を高める作用があると期待されています。

  • 分岐鎖アミノ酸(BCAA)

    必須アミノ酸の中の炭素鎖を持つ、アミノ酸バリン・ロイシン・イソロイシンの総称。運動時に活用されています。大豆やチーズ、まぐろに多く含まれています。

  • ヒアルロン酸

    水分をキープする性質があり、潤いある肌に導くとして人気の成分。最近は、乳酸菌などから作られています。美肌効果のほかに関節の柔軟性を維持する効果も。

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