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しっかり!栄養レシピ

中性脂肪を減らす“EPA・DHA”の宝庫!「青魚」の得する食べ方&レシピ(1/4)

掲載号 vol.58

第5回

得する食べ方研究所 第5回

いつも食べている、その食品。実は、もっといい食べ方があるんです!調理法などをちょっと工夫するだけで食品の持つチカラを余すことなく摂れますよ!

EPA・DHAなど青魚の栄養を余さずいただく

旬の味覚がいっぱいの秋。特にふっくら脂がのったさんまや鯖などの青魚が格別おいしい季節ですよね。魚には私たちが身体で作り出すことができない必須脂肪酸、EPA・DHAが豊富なことは皆さんご存知の通り。特に青魚は白身魚と比べても、断トツの含有量を誇る健康食材。EPA・DHAは、血液サラサラ効果でおなじみのオメガ3脂肪酸の一種で、中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールを減らし、血栓や動脈硬化などの予防に役立つほか、アレルギー改善やお肌の老化防止にも注目される栄養素なんです。

そんな青魚の栄養を余さずいただく食べ方のベストは、ズバリ!お刺身です。EPA・DHAは焼くと20%、揚げ物では50%減少するので、新鮮な「生」で食べるのが一番お得な食べ方というわけです。オメガ3は酸化しやすいので、抗酸化力の高いビタミンCと一緒に食べるのもおすすめです。

生食用の青魚が手に入らないなら、「煮魚」にしてみて。EPA・DHAだけでなく、ビタミンやコラーゲン、カルシウムといった貴重な青魚の栄養も加熱によって流出してしまうので、煮汁も一緒に食べられる「煮魚」は、栄養ロスが少ない調理法と言えるでしょう。とはいえ、焼き魚のおいしさも捨てがたいという人は、フライパン焼きが◎。フライパンに溶け出た魚の油に、野菜やトマト缶を入れて煮込んだり、付け合わせのソースにすれば、青魚の栄養も余さず摂れ、旨味も得られて一挙両得です。

EPA・DHAは、青魚の頭、皮、骨に多く含まれ、その含有量は全体の3割以上も! 小アジやイワシなら圧力鍋で煮れば、頭から骨まで食べられるので、血管リスク対策や老化防止にぜひお試しを。夏の疲れが出やすい季節、青魚の健康パワーで、元気な身体作りを目指しましょう!

得する食べ方3つのポイント
トマト
  1. EPA・DHA を余さず摂るなら[生]が一番!
  2. フライパンなら、溶け出た栄養も無駄なく!
  3. 青魚の頭・骨・皮は、EPA・DHAの宝庫!
得するレシピ

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