今回の体験は「卓球」。
美と健康によいことはもちろん、運動には人をきらきらと輝かせる力があります。今回の体験は日本選手の目覚ましい活躍で注目が集まる「卓球」。初心者から丁寧に教えてくれる東京・荻窪の『クニヒロ卓球』で卓球に挑戦しました。
頭の運動にも!何歳からでも楽しめる卓球に挑戦!
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頭の運動にも!何歳からでも楽しめる卓球に挑戦!
何歳からでも始められる身体と頭を刺激する卓球。
昨夏のリオデジャネイロ五輪での日本選手の目覚ましい活躍で、話題に上ることの多い卓球。温泉宿でゆるいピンポンしか経験のない私ではありますが、トップ選手同士の激しいラリーを見て圧倒されてからというもの、やってみたい! という気持ちがふつふつと湧き上がりました。さっそく、初心者から丁寧に教えてくれる東京・荻窪の『クニヒロ卓球』へ。笑顔が素敵な今福卓治コーチに指導をお願いしました。「卓球は何歳からでも楽しめるスポーツ。健康維持もさることながら、約0.4秒というスピードで、次は右、次は左と連続して飛んでくる球に反応するので、頭の運動にもなりますよ」。教室を見回すと50歳以上と思しきご婦人が多く、カラフルなウエアで熱心に打ち合っています。靴底をキュッキュと鳴らして機敏に動く姿は本当に若い! 活気あふれるエネルギーに元気をもらい、私の挑戦が始まりました。
失敗した次の球で成功。小さな達成感を感じる!
「まずは来た球をただ打ち返してみてください!」と今福コーチ。コーチが打つ球を恐る恐る打ち返します。球に追いつこうと身体が焦ってグラつくたび、「肩が上がってますよ~、反復横跳びを思い出して水平に動いてみて」と的確なチェックが。なかなか思ったように打ち返せなくても「フォームは今の感じ!」との言葉に気持ちを立て直します。コーチから次々に繰り出される球を打ち返すのに夢中で、落ち込んでいる暇はありません。失敗と成功を繰り返して、小さな達成感が積み重なり、自分なりのコツもつかめてきます。だんだんと切り替えも早くなり、自分がサッパリした性格になっていくようでおもしろい。身体の癖を修正してもらいながら練習を続けていくと、なんとラリーが76回も続くように! ラケットの動かし方のわずかな差で球の回転方向が変わるので、相手の手元を見て予測するのが大事だそう。身体だけではなく、頭もフル回転で忙しい。コーチの言う「卓球は回転と予測のスポーツ」の意味がわかってきた気がします。卓球って奥が深い! 探求心が刺激されます。
練習を終えた生徒さんたちに卓球の魅力を聞いてみると「歳を取って体力は落ちても技術は上がるのよ!」との言葉。キラキラと輝く彼女の笑顔と自信にあふれた姿に胸が熱くなりました。「年齢を重ねてもさらに輝けるんだ!」と勇気をもらった気分です。ここで練習をしているご婦人方は、さまざまな大会に出ているそう。「仲間と一緒に練習したり、試合に出ると、嬉しさも悔しさも分かち合えて楽しいのよ」「幅広い年代と試合するけど、自分より若い人に勝てると嬉しいし、年上の人を見るとまだまだがんばらなくちゃ! と気合いが入るわ」とのこと。生涯長く楽しめるのも卓球の魅力ですね。私もまずは初心者の大会で表彰台を目指してみようかな!