夏編
病気の予防や改善を目指す薬膳。
お家でできるレシピをご紹介します。
暑い夏を元気にのりきれるご膳を紹介します。
読了時間:11分
暑い夏を元気にのりきれるご膳を紹介します。
夏の症状とおすすめ食材
ここ数年、各地で日中40℃を超える日や熱帯夜が多くなり、不眠、息切れ、イライラなどの不調を感じる人が増えてきています。過酷な暑さによって、大量に発汗し、水分やミネラルが奪われ、血液の流れが悪くなることが原因のひとつ。熱中症にならないようにするためにも、身体の熱を冷まし、汗で失った水分やミネラルを補充することが大切。おすすめ食材はトマト、たこ、瓜など。夏バテ予防のためにもしっかり休息をとりましょう。
胃腸の働きを整え、疲労回復にも!
りんごとスモークサーモンのサラダ49kcal
材料(4人分)
りんご…1個
スモークサーモン…60g
生マッシュルーム
…6〜8個
ディル…適量
(A)
オリーブ油…大さじ3
レモン果汁…大さじ1
おろし玉ねぎ…大さじ
塩…少々
胡椒…少々
作り方
①スモークサーモンは食べやすい大きさに切る。マッシュルームは薄切り。ディルは細かくちぎっておく。
②りんごは皮付きのまま4等分にし、種を取って2mm厚さのいちょう切りにする。
③Aを合わせ、①と②を和えて味を調える。
調理Point
りんごは色が変わりやすいので、和える直前に切りましょう
気の巡りをよくし、美肌に役立ちます。
パプリカのムース48kcal
材料(4人分)
黄パプリカ…180g
コンソメスープ…250cc
生クリーム…50cc
塩…少々
胡椒…少々
粉ゼラチン…6g
粉寒天…2g
【ソース】
トマト…1個
カリフラワー…50g
シェリー酒…大さじ1
タラゴン…0.5g
セルフィーユ…0.5g
チャイブ…0.5g
作り方
①黄パプリカはヘタと種を取ってざく切りにし、コンソメスープで煮る。粗熱を取って、ミキサーにかける。
②粉ゼラチンは水(大さじ2)に浸けてふやかしておく。
③①を鍋に移し、粉寒天を振り入れ、ひと煮立ちさせてから1~2分煮る。火を止め、②を加える。
④③に生クリームを加え、塩、胡椒で味を調えて型に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
⑤ソースを作る。トマトは湯むきして種を取り5mm角に切る。カリフラワーも小さめに切り塩茹でする。タラゴン、セルフィーユ、チャイブはみじん切りに。ソースの材料を全部合わせ、塩、胡椒で味を調える。
⑥④が固まったら食べやすい大きさに切り分けて器に盛り、⑤をかける。
調理Point
シェリー酒がない場合は白ワインでもOK
ミネラルが豊富なパセリは消化促進にも◎。
パセリライス328kcal
材料(4人分)
白米…2カップ
パセリ…10g
バター…大さじ1/2
コンソメの素…10g
塩…少々
胡椒…少々
作り方
①白米は洗ってザルに上げ、水切りをする。
②炊飯器に①を入れ、規定量まで水を入れ、コンソメの素、塩、胡椒を加えてひと混ぜし、バターをのせて炊く。
③②が炊き上がったら、みじん切りにしたパセリを混ぜ合わせる。
身体の余分な熱をとり、少しの辛味が食欲増進に。
なすとトマトの辛味スープ45kcal
材料(4人分)
なす…1本
にんにくの芽…1/4束
トマト…1個
レタス…1枚
にんにく…1g
生姜…1g
豆板醤…少々
鶏がらスープ…800cc
酒…大さじ1
薄口醤油…小さじ2
塩…少々
サラダ油…大さじ1
水溶き片栗粉…適量
作り方
①なすは長さを半分にして縦8等分、にんにくの芽は3cmの長さ、トマトは8等分のくし型切り、レタスは食べやすい大きさ、にんにくと生姜はみじん切りにする。
②鍋にサラダ油を熱し、①のにんにく、生姜を炒める。豆板醤を加えて軽く炒め、①のなす、にんにくの芽を入れる。
③②に鶏がらスープを加えてしばらく煮てから、①のトマト、レタスを加え、さらに煮る。
④③に酒、薄口醤油、塩を加えて味を調え、水溶き片栗粉でトロミをつける。
胃腸にやさしい主菜は夏バテ予防におすすめ。
蒸し魚のレモンソース131kcal
材料(4人分)
白身魚…4切れ
キャベツ…1/4個
香菜(葉の部分)…適量
レモン…適量
レモン果汁…大さじ2
(A)
ナンプラー…大さじ2
甜菜糖…小さじ1
にんにく(みじん切り)
…1片
赤唐辛子(輪切り)
…小さじ1/2
香菜(枝の部分・5mm幅)…8g
だし汁(昆布)
…大さじ2
作り方
①白身魚は食べやすい大きさに切り、塩、胡椒(材料外)をして蒸す。
②キャベツは8mm幅の短冊切りにして蒸す。
③Aを鍋に入れてひと煮立ちさせ、粗熱が取れてからレモン果汁を入れて味を調え、レモンソースを作っておく。
④器に②を敷いて、①を盛り付け、③をかける。レモンと香菜を飾る。