Vol.11
病気の予防や改善を目指す薬膳。
お家でできるレシピをご紹介します。
夏を元気に乗り切るためのご膳を紹介します。
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夏を元気に乗り切るためのご膳を紹介します。
夏の症状とおすすめ食材
気温、湿度ともに高く蒸し暑い日本の夏。身心ともに過酷な季節です。夏場に起こりやすい不調は、息切れ、不眠、イライラなど。これらは、過剰な汗によって、身体に必要な水分やミネラルが失われ、血液の流れが悪くなってしまうことが原因。きゅうりやゴーヤ、すいかなど、身体の余分な熱を冷まし、体液の補充に役立つ食材を選びましょう。また、疲れが出やすいので、スタミナをつける鰻やすずき、豚肉などもおすすめです。
虚弱体質の人におすすめ。夏バテ予防も!
なすと豚しゃぶのしそ香りソース312kcal
材料(4人分)
豚肉(しゃぶしゃぶ用)…200g
なす…3本
にんじん…1本
みょうが…2個
大葉…6枚
〈しそ香りソース〉
大葉…20枚
絹ごし豆腐…120g
マヨネーズ…大さじ2
白味噌…大さじ1
白練り胡麻…小さじ2ポン酢…大さじ1・1/2
だし汁(昆布)…適量
作り方
①しそ香りソースの材料をミキサーに入れてペースト状になるまで回す。
②豚肉は80℃のお湯で茹でて、冷水にとり、水気を切っておく。
③なすはヘタを取り、縦6~8等分のくし型切りにしてサラダ油(材料外)を熱したフライパンで焼いておく。にんじんは幅8mm・長さ5mmの格子切りにして塩茹でする。
④器に③のなすとにんじんを並べ、その上に②をのせ、①をかけて、せん切りにしたみょうがと大葉を天盛りにする。
調理Point
豚肉を茹でるときは、沸騰したお湯だと固くなってしまうので、お湯の温度には注意しましょう
むくみ解消や疲労回復に役立つ夏の味覚。
とうもろこしご飯311kcal
材料(4人分)
白米…1・1/2カップ
ハトムギ…1/2カップ
とうもろこし…1/2本
塩…小さじ1/2
酒…大さじ1/2
作り方
①白米とハトムギは洗って別々のザルにあげておく。
②とうもろこしは包丁で身をこそげ取る。
③炊飯器に①の白米とハトムギを合わせ入れ、塩と酒を加える。
④規定の水分量より少し多めに水を加え、②を入れて炊く。
調理Point
ハトムギがない場合は、白米2カップでもOK
身体の熱を冷ます冬瓜でむくみ解消!
春雨と冬瓜のスープ60kcal
材料(4人分)
緑豆春雨…20g
冬瓜(小)…1/8個
豚肉(薄切り)…80g
鶏がらスープ…800cc
酒…小さじ1
濃口醤油…小さじ1
片栗粉…小さじ1
薄口醤油…大さじ1
塩…少々
胡椒…少々
作り方
①緑豆春雨はぬるま湯で戻し5~6cmの長さに切る。冬瓜は種と皮を取って、5mmの薄切りにする。
②豚肉は1cmの幅に切り、Aを揉みこむ。
③鍋に鶏がらスープと①の冬瓜を加えて柔らかくなるまで煮る。
④③に①の緑豆春雨と②をほぐしながら入れて、2~3分煮る。Bで味を調えて椀に注ぎ入れる。
食欲がないときに、おすすめの冷小鉢。
トマトと桃の三杯酢49kcal
材料(4人分)
トマト…2個
桃…1個
オクラ…4本
レモン果汁…適量
酢…大さじ3
濃口醤油…小さじ1
塩…少々
甜菜糖…大さじ1
だし汁(昆布)…大さじ1
作り方
①トマトは皮を湯むきし、1.5cm角に切る。
②桃は皮と種を取り、1.5cm角に切って、レモン果汁を振る。
③オクラは塩茹でし、小口切りにする。
④ボウルに①②③を合わせ、三杯酢の材料で和える。
調理Point
桃は色が変わりやすいの食べる直前に調理しましょう
体内の熱を冷まして潤いを与える。疲労回復にも。
アスパラガスと湯葉のサッと煮47kcal
材料(4人分)
アスパラガス…12本
乾燥湯葉…60g
(A)
だし汁(昆布)…200cc
酒…大さじ2
薄口醤油…大さじ1
みりん…大さじ1
作り方
①アスパラガスは斜め切りにする。乾燥湯葉は水で戻し、幅1cm・長さ3cmに切る。
②鍋にAを合わせ入れひと煮立ちさせ、①の湯葉を加えて、3~4分中火で煮る。
③②に①のアスパラガスを加え、柔らかくなるまで煮る。