Vol.13
美と健康のために正しいと思うこと。
その常識を徹底検証していきます。
健康への効果はカカオ含有率がポイント!
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健康への効果はカカオ含有率がポイント!
チョコレートは砂糖や粉乳などが入っているため、食べ過ぎると肌によくない、太りやすい、というイメージがありますが、本当なのでしょうか?
「むしろ身体にいい食べ物なんですよ。ただし主原料であるカカオの含有量が70%以上のチョコレートを選ばなければなりません」と話すのは、日本におけるチョコレート研究の第一人者であり、エミリオ森口クリニックの理事長でもある板倉弘重先生。
「カカオ中のカカオマスには、カカオポリフェノールを筆頭に、健康にいいとされる成分が含まれていて、カカオ含有率70%以上のチョコレートだと、これらの成分を多く摂取することができるんです。これまでの研究では、集中力を高めたりリラックス効果があるだけでなく、カカオポリフェノールの抗酸化作用によって動脈硬化や高血圧の予防につながることがわかっています。食物繊維も含まれていて、整腸効果も期待できるんですよ。さらに最近では、がんやアレルギーへの予防効果も期待できることがわかり、現在世界中で研究が進んでいます」と板倉先生は言います。
「おいしいだけでなく、正しく選べば健康効果も期待できるなんて、チョコレートはすごいと思いませんか?」
私たちがチョコレートに対して抱いているさまざまな疑問。次ページで正しい情報を知り、おいしく、楽しく、そして健康のために、チョコレートの種類や食べるタイミングを上手に選べるようになりましょう。