風邪をひいたり、インフルエンザにかかりやすくなる、これからの季節。
予防のためにどんなことをしていますか? "うがい・手洗い"の2大対策はもちろんのこと、それ以外にも実は"ビタミンD"が重要な役割を果たすことは意外に知られていません。
新しい風邪対策のキーワードとなる"ビタミンD"の働きやその効果的な摂取方法を知って、風邪に負けない丈夫な身体を目指しましょう。
基本の風邪対策にプラス。予防のカギはビタミンD。
読了時間:13分
基本の風邪対策にプラス。予防のカギはビタミンD。
シーズン到来! 予防対策はうがい&手洗いだけ?
秋から冬にかけての季節の変わり目は、気温の変化などから体調を崩し、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。その予防対策として、帰宅後のうがい・手洗いを習慣にしている人や、インフルエンザの予防接種を受ける人もいるでしょう。しかし、そもそも風邪やインフルエンザにかかってしまう根本の原因は何なのでしょうか? 同じクラスや職場にいても、風邪をひく人、ひかない人がいるのはなぜなのでしょうか?
風邪・インフルエンザは免疫バランスが大事。
私たちの身体が健康な時は、体内に風邪ウイルスが侵入しても必ず感染するとは限りません。それは、人が生まれながらに持っている免疫細胞が異物を退治し、感染するのを防いでくれるからです。しかし、「疲労や睡眠不足、食生活の偏りなどによって、そうした異物を退治するパワーが弱くなる=免疫バランスが崩れた状態にある時は、ちょっとしたことでも風邪をひきやすくなります」と、東京慈恵会医科大学の浦島充佳先生。つまり、風邪をひく・ひかないの大きなポイントとなるのは、実はこの「免疫バランス」なのです。うがいや手洗い、マスクなどはあくまでもウイルスを直接体内に入れないための防御策。根本的に、風邪をひきにくい丈夫な身体にするためには、まず全身の免疫バランスを整えることが大切です。
注目を集めるビタミンDパワー。
その免疫バランスと深い関わりを持つ因子として、今注目を集めているのが「ビタミンD」なのだそうです。まだあまりその効用について広く知られていないビタミンDには、何やら大きなパワーが秘められているのだとか。次ページでは、その働きについて、詳しく紹介します。