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女性ホルモンは最強アンチエイジング成分!知って備える8のこと(2/5)

掲載号 vol.18

性成熟期の守り方。女性ホルモンの波に乗ろう!

20~30代後半は、女性ホルモンの分泌が盛んなとき。何もしなくてもキレイで健康でいられる時期ですが、現代女性ならではのトラブルが多くなっています!

ライフスタイルの変化で、女性の不調が急増中。

女性のライフスタイルの変化

若さを守り、美しさと健康を備えてくれる女性ホルモン。20歳くらいから30代後半までの間に最も分泌量が多くなり、身体は丸みを帯びて女性らしく、肌と髪はうるうるツヤツヤに。そして妊娠・出産に最も適した状態になります。この時期は性成熟期と言われ、何もしなくてもキレイで元気でいられるはずなのですが、今、その年代にある女性たちは、何かとトラブルを抱えているのだそうです。

「多くの女性が悩んでいる、肌あれ、冷え性、肩こり、頭痛、便秘はホルモンバランスの乱れによるものです。女性ホルモンには、女性らしさと健康を司るエストロゲンと、妊娠にかかわるプロゲステロンがあり、そのふたつのバランスがくずれることによって不調が起こってしまうのです」

現代女性を取り巻く環境によって、もはや“つきもの”になってしまった、ストレスや偏った食事、睡眠不足などがホルモンバランスを乱す原因。そしてもうひとつ、生涯の月経回数の多さも大きな原因なのだそう。

「今の女性は、仕事を持ち、晩婚型で、ひとりかふたり子供を産むというのがベーシックなスタイルですよね。でも、戦前まで、女性は20歳前後で結婚して、子どもを7~8人産んでいました。妊娠・授乳中は月経が止まりますから、戦前の女性は、生涯の月経回数が約50回。対して現代女性は450~500回もあります。その分、卵巣と子宮が疲弊してしまっているんです」
(右上の図を参照)

ホルモンの変動で揺れる、女性の身体と心。

月経は、妊娠のためのメカニズム。エストロゲンとプロゲステロンの作用で起こります(下のグラフを参照)。このホルモン変動によって、身体も心も揺れ動くのが女性の特徴。

「エストロゲンが増える時期には、肌や身体の調子も、気分もよくなりますが、プロゲステロンが増えてくると、水分を溜め込みやすいので、むくみや便秘になりやすい。気持ちがひどく落ち込むPMS(月経前症候群)に悩む人も多くいます。現代女性は、このふたつのホルモンの波に大きく影響を受けているんです」  

性成熟期にある女性は1か月の中で、目まぐるしく変化していきます。この時期の身体の守り方は、このふたつのホルモンの波を攻略すること。つまり、振り回されるのではなく、その波に乗ってしまうのです。

ふたつの波に乗れば魅力を上げられる!

「ストレスを解消する、栄養バランスの整った食事をする、良質な睡眠をとる。日常生活を見直しながら、1週間ごとに変化していくホルモンの波にうまく乗りましょう。エストロゲンが多いときは心身ともに快調な“キラキラ期”。友だちや恋人、家族と出かけたり、スポーツなど身体を動かすイベント、職場の仲間との食事会などにどんどん参加しましょう。アクティブに楽しめる上、人間関係も深められます。逆にプロゲステロンが増える月経前は“不調期”ですから、のんびり映画を見たり、本を読んだり、ひとりでリラックスする時間を。イライラして怒りっぽくなるときなので、無理な人づき合いは避けるほうがいいですよ」

楽しむときは思い切り楽しみ、心身ともに不調なときは、静かに過ごす。ふたつの波に合わせて行動することが、生活習慣の改善にもつながって、ホルモンバランスを整えてくれます。

「年に一度の婦人科検診も忘れずに。若い女性の間で、乳がんや子宮筋腫、子宮内膜症といった婦人科系の疾患が増えています。病気になってしまったら、いろんなことを自由に楽しめる時期が台無しになってしまいます。今と未来のことを考えて、きちんと自分の身体の状態を知っておきましょう」

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