いつも食べている、その食品。実は、もっといい食べ方があるんです!調理法などをちょっと工夫するだけで食品の持つチカラを余すことなく摂れますよ!
栄養も旨味も豊富な秋の味覚の代表格。
読了時間:5分
栄養も旨味も豊富な秋の味覚の代表格。
低カロリーで食物繊維が豊富なきのこは、秋が旬。きのこ類に含まれる食物繊維の一種、β-グルカンは、免疫力を高め、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防に効果的な成分です。さらに疲労回復に役立つビタミンB1や、骨を健やかに保つビタミンDなどの健康維持につながる栄養素が多く含まれています。
ところであなたは、きのこを調理する時、洗って使っていませんか? 実はきのこは水で洗うと、風味や食感が損なわれる上、ビタミンB1やβ-グルカンなどの大切な栄養素も流出してしまうのです。市販のきのこは屋内の衛生的な環境で育っているので、洗わずに使うのがベスト。汚れが気になる時は、湿らせたペーパータオルなどで軽く拭き取るくらいにしましょう。
また、捨ててしまいがちな椎茸の軸や、えのきだけやしめじなどの石づきには、GABAやオルニチンなど、ストレス緩和に役立つ成分や旨味がたっぷり! 捨てるのはもったいないので、黒っぽい部分だけ切り落としたあとは、細かくきざんで炒めものやスープに活用しましょう。そうすることで、料理の味も栄養もグンとアップしますよ。
さらにきのこは冷凍することで、栄養価も旨味成分もアップします。長期保存もできますし、冷凍きのこはメリットだらけ。使い切れなかったものを冷凍するのもいいですし、買ってきたその日に冷凍してしまってもOK。食べやすい大きさにカットして冷凍庫で保存しましょう。調理する時は解凍せずに凍ったまま使うと、風味も損なわないのでおすすめです。
きのこは1種類でも美味しくいただけますが、複数のきのこをミックスすると、さらに旨味がアップするので、いろいろなきのこで秋の味覚を楽しんでくださいね。
得する食べ方3つのポイント

- 栄養も旨味もロスに。きのこは洗っちゃダメ!
- 長期保存が可能な冷凍で、栄養も旨味もアップ!
- 軸や石づきにも栄養がたっぷり。捨てずに料理に活用!