認知症予防やダイエット、セルフケアの前に知っておくべきアロマの知識。
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認知症予防やダイエット、セルフケアの前に知っておくべきアロマの知識。
アロマセラピーは心身の健康のために取り入れやすいセルフケアですが、正しく行わないと健康に効果があるどころか、健康を損なうこともあります。そこで気を付けたいことや気になる疑問の答えを集めました。
「精油」や「エッセンシャルオイル」とは植物の葉や茎、果実などから抽出される100%天然のオイルの名称で同じものです。たくさんの素材からわずか数mlしか採れないものもあります。市販されているアロマオイルは、天然成分だけでなく人工香料を配合したものがありますので精油とは別物と考えてください。フランスのメディカルアロマ(医療目的)で使われるのは精油。単に香りを楽しむのではなく、美と健康にアロマを役立てるには精油を使うようにしましょう。
精油にはたくさんの種類があるので、迷ってしまいますよね。そこで、最初に覚えておきたいのはグレープフルーツやレモンなどの柑橘系とラベンダーの2種類です。柑橘系は交感神経を刺激し、新陳代謝を活発にするため、認知症予防やダイエットに効果的。ラベンダーは副交感神経を刺激するため、リラックスや鎮痛に効果が期待できます。目的に合わせて使用する精油を選びましょう。
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柑橘系
認知症予防や
ダイエットに効果的
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ラベンダー
リラックスや鎮痛に
効果的
健康に役立てたいならオーガニックの精油であることが前提です。ただ、100%天然成分と表記されていてもメーカーによって品質は様々…。選ぶ時の目安として知っておきたいのは、フランスの国際有機認証機関が認定する「ECOCERT」や日本の有機JASなどオーガニックの認証を受けているかどうか。認証を受けた精油は医療に使われているものもあります。高価な精油もあり、お財布には厳しいかもしれませんが、健康に役立てるためですから品質は外せない条件だと考えてください。
グレープフルーツやレモンなどの柑橘類の香りを嗅ぐと交感神経が刺激されて新陳代謝が活発になり、エネルギーが消費(体温が上昇)される効果があります。嗅ぐだけで痩せるのは難しいかもしれませんが、手軽に取り入れられるのでダイエットの補助にするなら有効ではないでしょうか。
稀釈した精油をスキンケアで肌に塗ったり、治療のために服用することはあります。ですが、濃度によっては健康を損なう危険があるため十分な知識がない場合、服用や外用剤としての使用は絶対にしないでください。
認知症は脳の記憶に関係する神経細胞の働きが悪くなったり死んでしまったことが主な原因。認知症患者は早期から嗅覚の衰えが見られますが、香りを感じる嗅神経は、数少ない再生される脳の神経細胞です。柑橘系の香りの刺激で交感神経を活性化させると、嗅神経やそのまわりの神経細胞に影響を与え認知症の予防だけでなく、改善にも効果があると考えられています。実際にアロマを用いた治療によってアルツハイマー病の患者さんにも認知機能の改善が見られています。認知症予防や改善を目的とする場合は、グレープフルーツやレモンなど柑橘系のアロマを取り入れましょう。
集中力を高めて勉強や仕事をしたい時は交感神経を刺激し、緊張感を高める柑橘系のアロマがおすすめ。ただ、試験の前などは緊張し過ぎることがあるため、使用するタイミングには注意しましょう。睡眠時は副交感神経を刺激し、リラックス効果があるラベンダーのアロマがおすすめです。
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