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肌で糖化度をセルフチェック!山岸昌一先生が教える糖化の原因と対策(5/6)

掲載号 vol.12

こんなに違う! 抗糖化テクニックお試しレポート

糖化対策をするとしないとでは、どんな違いがあるのでしょうか。テクニックのひとつ“ベジタブルファースト”で試してみました。また編集部が実際にやってみたからこそわかった、糖化に関係する大切なポイントについてもご紹介しましょう。

糖化予防にトライして健康を手に入れたい!

糖化対策の第一歩は、高血糖が続く状態を防ぐこと。糖質は毎日の食事やおやつで必ず摂取していますが“できるだけ血糖値を急激に上げない”しかも“上がった状態が続かない”摂り方を実践することが大切です。

そこでこの特集でご紹介したテクニックのひとつ“ベジタブルファースト”について、編集部が実際にトライしてみました。

まったく同じ3品構成のメニューを食べているのに“野菜を先に摂る”という順番にするだけで、どんな変化が起こるのでしょうか? 4名の編集スタッフが食べてみて、血糖値をキットで測定。その平均値をグラフで表して比べれば、食べる順番によって本当に違いが出るのかがわかるというわけです。

血糖値に本当に差が出るのでしょうか……食事の後、30分後、60分後と時間がたつにつれて、みるみるうちに数値が上昇! 驚きの結果がわかってきたのです。

食べる順番で、こんなに違う!
「サラダ→から揚げ→ご飯」VS「ご飯→から揚げ→サラダ」

30~40代男女4名が同メニューの昼食を「サラダ→から揚げ→ご飯」、「ご飯→から揚げ→サラダ」と食べる順番を変えて血糖値を測定。食前、食後30分、60分、90分、120分、150分経過時点で測定し、食前をゼロとして上昇値で表しました。※測定器はテルモメディセーフミニ血糖測定キットを使用。

血糖値の上がり方に大きな差が。

生野菜、ご飯、から揚げという3品構成のメニューで、野菜を先に食べる“ベジタブルファースト”という方法を試してみました。食物繊維の働きで糖質の吸収が遅くなり、血糖値が急激に上がるのを防ぐことができるという方法です。では、血糖値はどのように変化していくのでしょうか?

上のグラフで、血糖値の最も高いところに注目してみましょう。サラダから食べた場合に比べ、ご飯から食べると血糖値がかなり高くなっています。また、血糖値の上がり方もご飯から食べた方が急激。野菜が先だと、ゆるやかです。血糖値を上げ過ぎないこと、そして血糖値を急激に上げないこと。これが糖化対策につながるのです。野菜から先に食べる習慣に、さっそく変えていきましょう。

Uさん(30代女性)

血糖値を意識したことがなく、食べる順番を変えるだけでこんなに大きく変わるなんて知りませんでした! 「野菜を先に」程度なら、普段の生活にも簡単に取り入れられそうです。

Tさん(30代女性)

健康診断の血糖値は正常だったので安心していました。普段は糖化を引き起こしやすい食べ方が多く、反省。野菜を先に食べるだけで美容と健康に役立つなんて、嬉しいです。

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