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知っトク!?健康スキル

”美”を生み出すにはストレスが必要!?キレイの源○○○(1/3)

掲載号 vol.15

“ストレス”と聞けば、美と健康にとってよくないイメージがあるのでは? しかし、適度なストレスを受けることで、私たちの身体を守る心強い味方“HSP”=ヒート・ショック・プロテインを呼び覚ますことができるのです!その力の秘密と、効果的に生み出す方法をお教えします。

この先生に聞きました!

水島徹先生

水島徹先生

みずしま とおる

慶應義塾大学薬学部 教授

東京大学薬学部卒業後、岡山大学助教授、熊本大学薬学部教授を経て2011年より慶應義塾大学薬学部教授に。バイオベンチャーのパイオニア的存在。著書に『42℃温めで素肌美人』(幻冬舎)など

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適度なストレスで増加するHSPの働きとは?

適度なストレスで増加するHSPの働きとは?

美や健康を守る、驚異のパワー。

「10代や20代の頃は、傷ができてもすぐに治ったり、跡が残りにくかったりしますよね。それは、私たちの身体に自己回復力が備わっているからです。しかし、年齢を重ねるにつれて、この力は徐々に弱まり、身体や肌のトラブルの原因になります」と、慶應義塾大学薬学部の水島 徹先生。

しかし、“年だから仕方がない”とあきらめないで。体内には、潜在的に備わっている自己回復力を呼び覚ます“HSP”=ヒート・ショック・プロテインという頼もしいタンパク質があるのです。私たちが健康に生活していく上で、実はこのHSPが重要な働きをしてくれているのです。

傷ついたタンパク質を修復! 自己回復力の強い味方。

そもそも身体は、皮膚、骨、筋肉、髪の毛、血管など、あらゆる組織や細胞がタンパク質によって構成されています。私たちが健康でいられるのは、そのタンパク質が正常な働きをしてくれているからなのです。つまり、タンパク質は私たちが生きていく上で必要不可欠な存在。しかし、傷つきやすい性質があり、過度のストレスを受けると正常な働きができなくなってしまいます。水島先生いわく「私たちは、紫外線や気温の変化、ウイルスなど、日常的にさまざまなストレスを受けています。そうすると、タンパク質が傷つき、身体や肌トラブルの原因になるのです。一方で、タンパク質が傷つくと、それを修復しようとするタンパク質が生まれます。それがHSPです」。

HSPは私たちを身体や肌のトラブルから守ってくれていて、「HSPなくしては生命を維持することができない」と言っていいほど、実に重要な働きをしているのです。

42℃前後の熱ストレスで効果的に生まれるHSP。

傷つきやすいタンパク質を守るには、日頃から体内にHSPを増やし、自己回復力を高めておくことが大切です。「最も効果的な方法のひとつは、身体を温めること。体温より5℃以上熱い42℃前後を目安に入浴し、熱ストレスを与えることで、HSPは増加します」。肉体疲労や精神的疲労などに温浴が効果的なのは、身体に適度な熱ストレスを与えることで体内にHSPがたくさん生まれ、傷ついたタンパク質を修復してくれるからなのです。私たちの身体を支えるHSPの力を生かし、美しく健康な身体作りを目指しましょう。