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知っトク!?健康スキル

スポーツ医学の医師が推奨!土踏まずを作る5つのエクササイズ(1/3)

掲載号 vol.18

"第二の心臓"と言われるほど、私たちにとって大切な足。特に足裏の土踏まずが、とても重要な役割を果たしているのです。土踏まずがあるから大丈夫だと思っている人も要注意!実は足裏には、全身の美と健康に関する大きな秘密があったのです。

この先生に聞きました!

橋本健史先生

橋本健史先生

はしもと たけし

慶應義塾大学 スポーツ医学研究センター 准教授・医師(整形外科)

1984年慶應義塾大学医学部卒。同大学月が瀬リハビリテーションセンター整形外科医長、医学部助教授を経て、2011年より現職。日本足の外科学会評議員、日本靴医学会評議員、日本整形外科学会会員。日本整形外科学会認定医。専門は足の外科を中心とした整形外科、靴の医学、スポーツ医学

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美と健康のカギは足裏にあり!

土踏まずが機能しない、扁平足が増えている!

「腰が痛い」「フラットな靴を履いているのに、それでも足が痛くなる、だるくなる」「街で自分の姿を見て、姿勢が悪いことに気づいた」 。思い当たることありませんか? それは実は“歩くこと”で起こっているトラブル。理想的な歩き方ができなくなっていることで、足や腰に痛みが出て、それが姿勢にまで影響しているのです。

理想的な歩き方ができなくなっている原因は、足裏にあるのだそうです。

「足裏は、身体のたった約1%の面積しかないにもかかわらず、それで全体重を支えています。そんな小さな面積で身体を支えることができるのは、足裏に土踏まずがあるからなのですが、最近土踏まずが正しく機能していない、“扁平足”がとても増えているんです」

と、慶應義塾大学の橋本健史先生。歩行にまつわる不調が、土踏まずに関係しているとは少し意外な気もしますが、それは人類の進化の過程から見てもわかることなのだそうです。

「約400万年前、猿人は二足歩行を獲得しました。それは、飢餓状態にあった地球上で生き残るための進化だと考えられています。常に食べものを探し続けられるように、わずかなエネルギーでも歩けるスタイルが二足歩行だったのです。二足歩行を獲得した猿人は、さまざまな種類がいましたが、その中でも生き残れたのは、土踏まずがある猿人だけ。土踏まずがあったことで、より長時間・長距離を移動できて、食べもの得ることができたからなんです」

充実した暮らしのために、足裏の機能を考えて。

今は、食べものを探し歩かなくても生きていける時代。交通も発達しているので、長距離を歩かずにすみます。現代人にとって土踏まずは必要ないもののように思えますが、決してそうではないと先生は言います。

「古代と違って、生き残るために必要というわけではありませんが、扁平足が足腰の痛みや姿勢の悪さの原因になっているのは事実。美しい姿勢で歩けないと老けた印象になるだけでなく、歩行困難によって外出がおっくうになると肥満につながって、やがて“寝たきり”の主要原因である、ロコモティブシンドロームに陥る可能性も出てきます。自分の足で歩けなくなると、生活の中での活動範囲がとても狭まってしまいます。そうならないために、足裏からも健康を考えていきましょう」

美と健康のカギを握る、土踏まず。扁平足を防ぐこと、これ以上進行させないことが、自由に楽しく生きていける充実した未来を作ることにつながります。

なぜ扁平足になるのか? どんな人がなるのか? 次ページで詳しくお伝えしていきます。

あなたは大丈夫!?土踏まずの機能 CHECK!

まずは毎日の行動を振り返ってみましょう。下記のような症状はありませんか?

  • □ 長時間歩いていないのに足が疲れる
  • □ 最近外出をするのがおっくう
  • □ 階段の昇り降りがつらい
  • □ 片足でつま先立ちを3秒できない(右図参照)
  • □ かかとから見ると、足指が見える

ひとつでもあてはまれば、土踏まずの異変かも……。