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知っトク!?健康スキル

女性ホルモンは最強アンチエイジング成分!知って備える8のこと(1/5)

掲載号 vol.18

肌に身体、心の疲れ。忙しさや、体質のせいだと片づけてしまいがちな不調の多くは、実は女性ホルモンが関係しています。美と健康のカギを握り、一生を左右するほど大切なものなのに、その絶大な力を知らない人がほとんど! 多くの女性が、自分の美と健康の守り方を知らないと言えます。女性ホルモンで変化する女性の身体。男性とは違う、“守り方”があるのです。

この先生に聞きました!

対馬ルリ子先生

対馬ルリ子先生

つしま るりこ

対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座 院長

産婦人科医・医学博士。1984年に弘前大学医学部を卒業し、東京大学医学部産婦人科学教室助手、都立墨東病院周産期センター産婦人科医長などを経て、2002年にウィミンズ・ウェルネス銀座クリニックを開院。翌年には女性の健康維持をサポートする医療(女性外来)をすすめる会「女性医療ネットワーク」を設立。著書は『40歳からの女性ホルモンの高め方』(PHP研究所)など多数

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女性ホルモンは限りあるアンチエイジング成分

女性ホルモンは限りあるアンチエイジング成分

今も、未来も若く健康でいるために必要なのは、知って備えること。

十分に食べても身体は飢えている!?

「いつまでも若く、健康でいたい!」。女性なら誰もが持っているそんな思い。美と健康のために、さまざまなアンチエイジングに取り組んでいる女性も多いでしょう。でも、そんな女性でも意外に知らないのが、女性ホルモンのこと。美と健康を考える上で、切っても切り離せないものなのに、それを理解している人はとても少ないようです。

「女性の身体は、99%が女性ホルモンに支配されていると言ってもいいくらいなんですよ」と、『対馬ルリ子 女性ライフクリニック銀座』院長の対馬ルリ子先生。女性の美と健康を考えた「女性ホルモン塾」などのセミナーも実施されているドクターです。

「肌あれや大人ニキビ、冷え性、肩こり、頭痛、便秘、だるさなど、現代の女性の多くが悩んでいるそれらの症状は、ホルモンバランスがくずれていることが原因なんです」

女性ホルモンは、月経や妊娠、授乳など女性だけが経験する身体の変化に関係するだけでなく、潤いある肌や髪、丸みを帯びた身体、穏やかさなど女性らしさを生み出すもと。それに加え、女性の健康を守る働きまであるのだそうです。 「日本人女性は世界一長生きで、現在は、平均寿命が87歳とされています。対して、日本人男性は80歳。女性のほうが長生きなんです。それは、日本だけではなく世界的に見てもそう。女性が長生きなのは、女性ホルモンの恩恵によるものだと考えられているんです。

かつて、女性ホルモンが作用する臓器は、授乳のための乳房と、妊娠のための子宮だけだと考えられていましたが、そうではないことがわかりました。1980年代になって、脳や骨、血管、胃腸、皮膚、粘膜などにもホルモンレセプター(ホルモンが働く場所)が発見され、妊娠しやすい身体を作るために、女性ホルモンがさまざまな臓器を守っていると考えられるようになったんです」

分泌されなくなったら? その変化にも向き合って。

老化を抑え、病気になりにくい身体を作る女性ホルモン。生涯で分泌される量はわずかティースプーン一杯ほどなのだそう。

「それほど微量でありながら、女性の一生にかかわるほどの威力を発揮する物質はほかに見当たりません」

できることなら、約90年の人生で潤沢に分泌されてほしいものですが、どんな女性もだいたい50歳くらいでほぼ分泌されなくなるそうです。

「若い女性がホルモンバランスの乱れによってさまざまな症状に悩まされているだけでなく、大人の女性も女性ホルモンが分泌されなくなることで悩まされます。女性ホルモンの変化によって、身体はどう変化するのか? それを知っておけば、改善策も見つけやすくなりますし、将来の備えにもなるんです」

女性の身体は、女性ホルモンの変動によって大きく変化するもの。だから、男性とは違う身体の守り方があるのです。次ページからは、年代別に、身体と女性ホルモンの関係と、そこから考えられる守り方をご紹介します。今と将来を充実させるためにも、女性ホルモンを正しく知りましょう。