vol.1
今回の体験は「フラ」。
美と健康によいことはもちろん、運動には人をきらきらと輝かせる力があります。夢中になれるものに出合えたら、それはきっと宝物になるはず。編集スタッフが、宝物を探すべくその一歩を踏み出します!
楽しく運動!心も体もほぐれる、
フラの魅力に触れてきました!
読了時間:4分
楽しく運動!心も体もほぐれる、
フラの魅力に触れてきました!
学ぶほどに奥深いフラに魅せられて。
この数年、平日は会社と家の往復で、気づけばかなりの運動不足。先日は階段の途中で息切れが……。これはマズイ。何か運動を始めよう!と決意した私。そこで思いついたのが、以前から気になっていたフラ。ゆったりした音楽に合わせて踊るのは楽しそうだし、ギャザーがたっぷり入ったパウスカートもはいてみたい!というわけで、体験レッスンを申し込みました。訪ねたのは、9歳でフラに出合ったというカリマ直子先生が講師を務める『カリマ直子フラスタジオ』。「実は私も、『衣装がカワイイ』というところから、フラに興味を持ったんです。でもね、続けるうちに、フラの奥深さにどんどん魅せられて。フラに携わって40年以上になりますが、まだまだ学ぶことは多いですね」
そんなお話を聞きながら、さらにフラに興味が湧いてきたところで、いよいよレッスンが始まります。
自然を愛し、感謝するその心を踊りで表現。
まずは、ステップの練習。上体をまっすぐに保って膝を曲げ、骨盤の動きを意識しながら足を踏み出します。さまざまなステップを組み合わせるので、ついていくのも大変!先生から「姿勢に気をつけて」とアドバイスされ、日々の姿勢の悪さを痛感しました。
次に、手話のような役割を果たす手の動きをつけて、曲に合わせて踊ります。先生が説明する歌詞の意味を受け止め、その情景を思い浮かべながら、音楽に身をゆだねていると、心も解きほぐされていくような気がしました。
「人生で培った自分の心を、踊りを通じて表現する。だから年代によって、表現も変わるんですね。例えば恋心を、10代では憧れとして表現しますし、20代ならばその最中にいる、幸福な気持ちを表現する。それぞれが積み重ねた経験によって、フラも変わります。年齢を重ねた方のフラは、その表現も奥深いものになるのです」
柔らかな微笑みで、優雅に踊る先生の姿を見ていると、やはり先生にとって、フラは大切な宝物のひとつなんだと感じました。
またハワイでは、フラの教室はひとつの家族ととらえ、思いやりや分かち合いの心を育む場所だと考えられているそう。ある生徒さんの話では「発表会など、仲間と一緒に同じ目標に向かって練習するのも楽しいです」とのこと。大人になっても、そんな場所があるのは素敵!また「20年以上フラを続けています。今も毎週楽しんで通っています」という87歳の女性の言葉も印象的でした。
ゆるやかに動いているようで、実はなかなかの運動量。久しぶりに汗をかいた1時間で、心も身体もほぐれていくのを感じました。踊っていると自然に笑顔が浮かぶ……そんなひとときがあれば、毎日の笑顔も増えるだろうな。そう思い、フラの魅力に触れられたことを、嬉しく思いました。