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知っトク!?健康スキル

体温+1℃で免疫力は5~6倍あがる?!温めて病気予防!(1/6)

掲載号 vol.11

自分の平熱を、きちんと知っていますか?検温するのは、体調が悪いときだけになっていませんか?健康のためには、理想的な体温であることが大切。高過ぎるのもよくありませんが、低過ぎるのもまた、よくないのです。近年、全体的に平熱が低くなっているとされ、それによって、不調を訴える人が多いと言われています。体重を計るように、体温も測って、理想の体温を目指しましょう。

この先生に聞きました!

石原結實先生

石原結實先生

いしはら ゆうみ

イシハラクリニック院長

医学博士。長崎大学医学部を卒業後、血液内科を専攻。難病治療としての食事療法で知られるスイスのベンナー病院や、長寿郷として知られるグルジアのコーカサス地方などで、自然療法を研究。『「体を温める」と病気は必ず治る』(三笠書房)、『食べない健康法』(PHP新書)、最新刊『空腹で歩くと病気にならない』(ソフトバンク新書)ほか著書多数

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健康のため大切なのは、理想的な体温。

理想とされるのは36度5分以上!?それ以下なら、低体温かも……。

体温の低下が進む現代の日本人。

「冬になると身体が冷えてツライ」という人は多いと思いますが、どうやら冷えの原因は「冬だから」だけではなさそう。気温ではなく、そもそも体温が低いことが原因なのかもしれません。また、冷えを感じていなくても、肩こりや頭痛、便秘など慢性的な不調がある人も、体温が低い可能性があるのです。

「今は、平熱が35度台という“低体温”の人が当たり前になってきています」と医学博士の石原結實先生。2003年出版の『「体を温める」と病気は必ず治る』から、一貫して現代人の低体温化に警鐘を鳴らし続けています。

「25年ほど前から、私のクリニックを受診する子どもたちの体温が、低くなっていることに気付きました。調べると、大人もまた平熱が低い。35度台という人も珍しくありませんでした」

1954年初版の『医学大辞典』(南山堂)によると「日本人の平均は36度89分±0.34」と記されています。つまり、約半世紀前の日本人が脇の下で測った体温は、約36度5分~37度2分ぐらいというのが平均的だったのです。

「東京オリンピック(1964年)以前は、便利なものが少なかったので、生活の中で熱を生み出すための筋肉が鍛えられていました。ところが、食事も含めて生活スタイルが変化することで、身体が冷え、低体温化が進んでしまった。私の定義では、平熱が36度5分以下なら、低体温だと考えています」

体温が1度上がれば免疫力は5~6倍に!

体温はどんな役割を果たし、また冷えは身体にどう影響するのでしょうか。

「人間の身体は本来、体温36度5分以上で正常に働くようにできています。体温が1度下がると、エネルギー代謝は12%ダウン。エネルギー代謝とは、食物から摂った栄養を、酵素などの働きで運動や体温維持のための力に変えること。この力が低下すると、老廃物の排出もうまくいかなくなります。痩せにくいことの原因でもあり、さまざまな病気の原因にもなります」  

体温が1度下がると、免疫を司る白血球の働きが30%以上もダウン。同じく免疫に関わる腸の働きも低下します。また、ガン細胞は35度で最も増殖する性質があるとされています。そういったことから、低体温は、生活習慣病やアレルギー、うつ、ガンなど、さまざまな病気を引き起こすのだそうです。

「体温を1度上げると、免疫力は一時的に5~6倍アップ。心臓や脾臓など産熱量の多い臓器には、ガンはできないんです。身体を温め、平熱を上げることが健康維持につながります」

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