Vol.14
病気の予防や改善を目指す薬膳。
お家でできるレシピをご紹介します。
友人を招いて、おもてなししたくなるご膳を紹介します。
読了時間:12分
友人を招いて、おもてなししたくなるご膳を紹介します。
春の症状とおすすめ食材
春は始まりを感じさせる季節。気温の上昇とともにやる気や元気をもたらす「陽の気」が働きだして、ウキウキと心も身体も弾みだすのです。ただ、その働きが活発になり過ぎることで、頭痛・イライラなどの症状が現れてしまうことも。このようなトラブルを未然に防ぐには気の高ぶりを鎮める筍など春の旬野菜や、レモン、甘夏みかんなど酸味のある食材を摂り入れ、ストレスを上手にコントロールして穏やかな気分で春を過ごしましょう。
イライラ改善におすすめの食材を使用。
春鯛と新じゃがの蒸しもの193kcal
材料(4人分)
鯛…4切れ
生姜絞り汁…小さじ1
塩…少々
新じゃがいも(中)…3個
長ねぎ(白い部分)…1/2本
しめじ…1房
そら豆…12粒
万能ねぎ…適量
柚子皮…適量
ぽん酢…適量
酒…大さじ2
レモン…1/2個
卵白…1個分
片栗粉…小さじ1
塩…少々
作り方
①鯛は削ぎ切りにして生姜絞り汁と塩を振り、しばらくおく。余分な水分を拭き取る。
②新じゃがいもは4 ~ 5cm 長さの細切りにする。長ねぎも長さを合わせて細切りにする。しめじは小房に分ける。そら豆は塩茹でして薄皮をむく。
③ボウルにAを合わせしっかりと混ぜ、②の新じゃがいもと長ねぎを混ぜる。
④クッキングシートを広げて、①と②のしめじをのせ、上に③と酒をかけて包み込み蒸し器で7分ほど蒸す。
⑤④を皿にのせ、口を開き小口切りにした万能ねぎと②のそら豆を散らし、せん切りにした柚子皮を天盛りにし、レモンを添える。小皿にぽん酢を入れる。
たくさんの具材が入った、元気の出る豪華おこわ!
薬膳おこわ365kcal
材料(4人分)
もち米…2カップ
白米…1カップ
焼き豚…100g
茹で筍…50g
干し椎茸…3枚
甘栗…12粒
松の実…20g
長ねぎ…1/2本
生姜…1片
クコの実…適量
水…適量
(A)
濃口醤油…大さじ1・1/2
酒…小さじ2
塩…小さじ1/2
鶏がらスープ…200cc
サラダ油…大さじ1
五香粉…少々
作り方
①もち米は洗って、ひと晩水に浸ける。30 分ほどザルに上げて水切りをしておく。
②白米も洗って、30 分ほどザルに上げ、水切りをする。
③水で戻し、石づきを取った干し椎茸、焼き豚、茹で筍は1cm 角に切る。
④松の実は香ばしく乾煎りする。
⑤長ねぎ、生姜はみじん切り。クコの実は白ワイン(材料外)に浸けて、戻しておく。
⑥⑤を器に盛り付け、みじん切りにしたパセリを散らす。
⑦炊飯器に①と②を合わせ入れ、⑥の煮汁と水を加え、炊飯器規定の水分量に合わせ、30分ほどおいてから、おこわモードで炊く。
⑧⑦が炊き上がったら⑥の具材と皮をむいた甘栗、④を混ぜ合わせる。
⑨⑧を器に盛り付け、⑤のクコの実を散らす。
調理Point
五香粉がない場合は、入れなくてもよい
気の巡りをよくする、らっきょうがたっぷり。
レタスのらっきょうドレッシング29kcal
材料(4人分)
レタス…1/2玉
セロリ…1/2本
玉ねぎ…1/3玉
らっきょう…5個
白炒り胡麻…適量
胡麻油…大さじ1
赤唐辛子…1本
塩…少々
(A)
酢…50cc
薄口醤油…小さじ1
甜菜糖…小さじ1/2
塩…少々
作り方
①レタス1cm幅の細切りにする。セロリ、玉ねぎはせん切りにし、塩を振ってしばらくおく。しんなりとしたら水気を絞る。
②鍋に胡麻油と赤唐辛子を入れて弱火にかけ、香りが出てきたら火を止めて冷ます。
③らっきょうをせん切りにし、Aと合わせる。
④①と③を和えて器に盛り付け、白炒り胡麻を振る。
消化を促進し、のぼせ予防にも。
筍と三つ葉のすまし汁11kcal
材料(4人分)
茹で筍…100g
三つ葉…適量
だし汁(鰹・昆布)…900cc
薄口醤油…大さじ1
塩…適量
作り方
①茹で筍は短冊切りにする。三つ葉は1cm 長さに切る。
②鍋にだし汁を沸かし、①の茹で筍を煮る。薄口醤油、塩を加えて味を調える。
③椀に②を注ぎ入れ、①の三つ葉を散らす。
調理Point
三つ葉は色や香りがとびやすいので最後にのせましょう
春の不調を緩和!カロテン・カルシウムが豊富。
スナップえんどうと青菜の炒めもの29kcal
材料(4人分)
スナップえんどう…200g
小松菜…1束
アンチョビフィレ…2枚
にんにく(小)…1片
イタリアンパセリ…適量
オリーブ油…大さじ1
塩…小さじ1/2
胡椒…少々
作り方
①スナップえんどうは筋を取って塩茹でし、斜め半分に切る。小松菜も塩茹でして3 ~ 4cm長さに切る。
②アンチョビフィレは粗めにきざみ、にんにくとイタリアンパセリはみじん切りにする。
③フライパンにオリーブ油を熱し、②のにんにくを炒める。香りが出てきたら②のアンチョビフィレを加え、強火にして①を炒め合わせる。
④火を止めてから②のイタリアンパセリを加えて、混ぜ合わせる。
調理Point
青菜は、ほうれん草でもチンゲン菜でもOK