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なるほど!食の知識

春からグッと増える紫外線!食べる紫外線対策とは?

掲載号 vol.21

Vol.7

食の処方せん

食材の力で、毎日をもっと健康に。
管理栄養士がお悩みに答えます。

記事内容

  • 紫外線対策はしているつもり。でも、肌の調子がよくなくて……。

読了時間:5分

この先生に聞きました!

市野真理子先生

市野真理子先生

いちの まりこ

デザイナーフーズ株式会社
『ベジマルシェ』セミナー講師
管理栄養士

野菜の機能性や、食のあり方を発信するブランド「ベジマルシェ」で、セミナー講師を務めるなど、幅広く活躍

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紫外線対策はしているつもり。でも、肌の調子がよくなくて……。

白い 肌を守って、いつまでもキレイでいたい。だから夏は、日傘&日やけ止めで紫外線対策をしています。それなのに肌のハリが低下してきたような気がします……。何か対策はありますか?(和歌山県・奈菜さん34歳・主婦)

紫外線は、活性酸素の発生源。

活性酸素の除去に加え、肌のハリ向上に役立つ食べものを。

老化の原因・活性酸素が、肌の内部にまで影響!

紫外線はお肌の大敵!5~8月は紫外線が最も強くなりますから、奈菜さんのように、日傘と日やけ止めで対策をすることは、とても大切です。

夏の紫外線は思っている以上に手ごわいもの。肌の老化にかかわるとされる紫外線A波は、窓ガラスを通り抜けますから家の中でも注意が必要。また、降り注ぐだけでなく、地面からの照り返しで下からも紫外線を受けていますので、完全に防ぐことは難しいのです。奈菜さんの肌の調子がよくないのは、防ぎきれない紫外線が影響しているのかもしれません。

なぜ紫外線はお肌の大敵なのでしょうか?日やけや、日やけによるシミの原因であることはご存知だと思いますが、実はそれだけではありません。肌の表面に加え、内部にまで影響し、シワやたるみまで引き起こしてしまうのです。それは、紫外線が老化の原因のひとつである、活性酸素を発生させるからなのです。

紫外線によって発生する活性酸素は、一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)というもの。特に肌の老化と関連していて、肌のハリや弾力を作るコラーゲンを壊したり、質を変化させてシワやたるみを引き起こします。一重項酸素は、いくつかある活性酸素の中でも、特に細胞を酸化させる力が強いもののひとつなんですよ。

野菜や果物の力が、一重項酸素を除去!

紫外線ダメージから肌を守るためには、浴びるのを防ぐだけでなく、紫外線によって体内に発生する、この一重項酸素を除去すること。その力があるのは、食事から摂ることができる抗酸化物質です。

一重項酸素を除去できる抗酸化物質として、植物が含むカロテノイドが挙げられます。それは野菜や果物が、紫外線から自身を守るために作り出した成分で、紫外線の強い夏に旬を迎えるものや、太陽が照りつける暑い土地で実る、カラフルな野菜や果物に多く含まれています。

カロテノイドにはさまざまな種類があり、かぼちゃなどが含むβカロテン、トマトやすいかが含むリコピン、唐辛子などが含むカプサンチン、とうもろこしなどが含むルテイン、パプリカやマンゴーなどが含むゼアキサンチンなどが挙げられます。赤色に黄色、橙色……。これらの野菜や果物はとてもカラフル。成分名を覚えられなくても、鮮やかな色をしたものを選ぶといいでしょう。

併せて、肌のハリ向上のために、コラーゲン生成をサポートするビタミンCも摂りましょう。コラーゲンはアミノ酸を原料に酵素の力を借りて作られています。ビタミンCはその酵素の働きを助けてくれるのです。ハリの向上に役立つ上、シミを防ぐなど美白効果も期待できますよ。ビタミンCは、レモンなど柑橘類のほか、パイナップル、ゴーヤなどにも含まれています。

紫外線が強い夏は、キレイを目指す女性にとって過酷な季節。美肌作りの強い味方になってくれる、野菜や果物をたっぷり摂りましょう!

紫外線が気になるあなたへ。おすすめ食材のご案内
カロテノイド

自然界に存在する、黄色〜赤色の色素の総称。リコピン、カプサンチンは赤色、βカロテン、ゼアキサンチンは橙色、ルテインは黄色。強い抗酸化力があり、生活習慣病予防にも役立ちます

ビタミンC

美白・美肌効果をはじめ、アンチエイジングに働きかける、抗酸化力の強い栄養素。柑橘類、いちごやパイナップル、ゴーヤやじゃがいもなどに含まれます