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ふふふなコラム

記憶を整理?認知症にも関連? "ぼんやり"が脳を活発に!(1/2)

掲載号 vol.28

あなたの常識、それ本当?

美と健康のために正しいと思うこと。その常識を「あなたの常識、それ本当?」は徹底検証していきます。仕事に家事に、忙しい合間にも時々は「ぼんやり」としてしまうもの。ふと気づいたとき「こんなことしてちゃ時間の無駄!」と感じていませんか?実はぼんやりすることで、脳を活発にする思いもよらない効果があるんです!"ぼんやり"に秘められた真実を、専門家の先生に伺います。

記事内容

読了時間:5分

この先生に聞きました!

西多昌規 先生

西多昌規 先生

にしだ まさき

精神科医
スタンフォード大学客員講師

睡眠障害やうつ病の最新治療に詳しく、患者を診察・治療するだけでなく、企業のメンタルヘルスの問題にも取り組んでいる。研究論文に加え一般向けの著書も多数

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ぼんやりする時間こそ現代人には必要!

日常の中で、ふと"ぼんやり"してしまう瞬間は誰にでもありますよね。そんなとき「時間を無駄にしてしまった」、「もったいないことをした」と感じる方も多いのでは?

「ぼんやりすることに罪悪感は感じなくても大丈夫。実は、“ぼんやり時間”こそ現代人に必要なんです」と言うのは脳機能や睡眠の研究を行う西多昌規先生。「現代人は、仕事や家事の忙しさに加えてすきま時間にはスマートフォンを使ったりと、脳が休まる時間が少なくなっています。この状態が続くと脳の一部だけが過剰に働いてストレスが溜まり、脳の健康にもよくありません。ぼんやりすることで過剰な活動が抑えられるだけでなく、脳に思わぬメリットをもたらすことが最新の脳科学から明らかになっています」。

ぼんやりしている状態とは、何もせずに一定の時間を過ごしている状態。そのとき、脳では何が起きているのでしょうか? 「ぼんやりしているとき、脳では記憶を整理したり、自分自身について考える場所が活性化します。ここは認知症で衰える場所と関連することもわかっているんですよ」

どうやら"ぼんやり"は私たちにとって欠かせないの脳の活動のようです。これを読み終えたら、少しだけぼんやりしてみませんか?