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ふふふなコラム

低カロリーなだけじゃない!海藻は身近なスーパーフード(2/2)

掲載号 vol.27

記事内容

読了時間:4分

海藻にまつわる 疑問Q&A

海藻にまつわる疑問Q&A海藻にまつわる疑問Q&A
  • "低カロリー"以外にも魅力があるの?"低カロリー"以外にも魅力があるの?

    低カロリーであることからダイエットに向くとされていますが、魅力はほかにもあります。食物繊維のアルギン酸やフコイダンには、脂肪や糖質の吸収を抑える働きがあり、色素成分のフコキサンチンには脂肪の燃焼を促す効果があります。海藻にはダイエットに役立つ栄養素がいろいろあるのですよ。

  • 海藻のあのぬるぬるは一体何?海藻のあのぬるぬるは一体何?

    昆布やわかめが持つぬめりは、実はとても大切なもの。あれが、水溶性の食物繊維、アルギン酸やフコイダンなのです。食物繊維は腸内細菌の好物で、特に水溶性を好みます。海藻は腸内環境を整えるのにもとてもいい食品なのですよ。

  • 乾燥は生より栄養が少ない?乾燥は生より栄養が少ない?

    乾燥したものも、生の海藻と栄養価はほとんど同じと考えてよいでしょう。乾燥させた海藻は保存性に優れているので、台所に常備しておけばいつでも手軽に料理に使えて便利ですよ。

  • 海藻はどれを食べても効果は変わらない?海藻はどれを食べても効果は変わらない?

    海苔、わかめ、もずくなどたくさん種類がありますが、食物繊維やビタミン、ミネラルは共通して含まれています。ただし、効率的に摂取できる海藻としては、とろろ昆布が挙げられます。重ねた昆布を薄く削って作られているので、栄養素が溶け出しやすくなっているのです。

  • たくさん食べた方がいい?たくさん食べた方がいい?

    肥満予防には少量でも効果が期待できます。例えば、とろろ昆布であればひとつまみ(約3g)でも脂質や糖質の吸収を抑制する効果があります。ほんの少しプラスするだけで肥満予防につながるのですから、毎日の食事にとり入れてみては?うどんやパスタにトッピングするなど、手軽においしく健康を目指しましょう。

  • 海藻は食べ過ぎても大丈夫?海藻は食べ過ぎても大丈夫?

    海藻に含まれるヨウ素は、摂り過ぎると甲状腺機能を低下させる原因になるとも考えられています。しかし、多量に食べない限り、健康に影響はありません。また、食物繊維が多く、満腹感が得られやすいので、普段の料理に使用する量であれば摂り過ぎる心配もないでしょう。

  • おすすめの組み合わせはある?おすすめの組み合わせはある?

    酢と一緒に食べるとミネラルの吸収を助けてくれます。酢の物やサラダにはポン酢や黒酢をかけるだけでOK!また、腸を整えるには海藻以外の食物繊維(穀物など)と組み合わせればさらに効果がアップ。海藻には旨味成分として知られるグルタミン酸も多いので、少量でも料理に入れるとぐっと風味が増します。

  • 髪によいって本当?髪によいって本当?

    増毛や発毛に効果があるという科学的根拠はありません。しかし海藻はミネラルやビタミンを多く含んでいます。それによって代謝を高め、身体全体の機能を活性化するので髪の健康はもちろんのこと、全身のアンチエイジング効果が期待できます。

Column
海藻の恵み海藻の恵み

最近の研究によると、日本人だけが海苔を分解することもできる腸内細菌を持っているそう。詳しい働きはわかっていませんが、古墳から海産物由来の成分が検出された例もあるほど古代より海藻を食べてきた日本人は、海藻の恩恵を受けやすいのかもしれませんね。


この先生に聞きました!

矢澤一良 先生

矢澤一良 先生

やざわ かずなが

早稲田大学 研究院教授

京都大学を卒業後、企業や大学で予防医学を中心にヘルスフードの研究を続ける。監修した書籍は『機能性おやつ』(扶桑社)、『紅茶がこんなにカラダにいいなんて!』(現代書林)など多数

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