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ほっこり癒しの時間

南の楽園 石垣島で実践する、パインやバナナの有機栽培(1/2)

掲載号 vol.9

Vol.1

記事内容

読了時間:6分

この先生に聞きました!

宮谷茂会長

宮谷茂会長

みやたに しげる

『やえやまファーム』会長

関西出身。9年前に石垣島で有機農業をスタート。作物栽培から加工・販売まで一貫して手がけている。また、農業の大切さを発信するために、グリーンツーリズムなどを融合させた事業も展開

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理想が叶う南の楽園、自然豊かな石垣島。

皆さん、はじめまして! 石垣島にある『やえやまファーム』の宮谷です。8年前、縁あってここで農業を始めることになりました。石垣に暮らし、農業に携わって分かったこと。そしてそこから見えてきた本当の豊かさや、食の大切さ。私が感じたさまざまなことを、これからお話ししていきますね。
ところで、皆さんは石垣島がどんな所かご存知ですか? ここは、沖縄本島から南西に約400km離れた島。那覇空港から約1時間で到着します。2013年には、新石垣空港が開港の予定で、本州はもとより、アジア各国からのアクセスがさらに便利になると期待されています。地理的には沖縄本島よりも台湾に近く、気候は一年を通して穏やか。サンゴ礁の海はとても美しく、ダイビングをはじめとしたマリンスポーツを楽しみに訪れる人も多いんですよ。「とにかく暑い」というイメージがあるかもしれませんが、真夏でも海や森を渡る風が心地よく、木陰に入れば涼しく快適。私が理想とする農業を目指すには、またとない理想郷だったんです。

自然を読み解き有機栽培を実践。

石垣島に移ったばかりの頃は、ここにどんな雨が降り、どんな風が吹くのか、月や太陽はどう昇り沈むのか、どんな鳥が飛来するのか、また、それらをどう農業に活用するのかを知ることから始めました。しかも、農場はまだ荒れ放題。そこでまずは、雑木や雑草を刈り取り、農地を整備することにしました。ジャングルの中で仲間と行う作業は重労働でしたが、楽しかったですね。それは、有機農法で果物や野菜を栽培するオーガニックファームを作るという大きな目標があったからなんです。石垣島に来る前、私は食品関係の仕事に就いていて、「食の安全性を守りたい」、「手間がかかっても安心安全なものを作りたい」と思っていました。また、地元の人たちと一緒に、島の自然を守る農業を営みたいと思ったのも大きな理由です。

夏はパインやバナナ、マンゴーが収穫期。

現在、『やえやまファーム』は、有機栽培を行う崎枝農場と、畜産を営む幸福牧場、開拓中の伊原間牧場の3か所で運営しています。崎枝農場では野菜や果物を栽培。夏はパイナップルやバナナ、パッションフルーツ、マンゴーが収穫期を迎えます。一年中暖かいので、こうした作物はスクスクと育ってくれるんですよ。2年ほど前から始めた、コーヒーの栽培も順調。日本で唯一、オーガニックの認証を受けた南国の農産物も豊富です。

  • 崎枝農場では、ヤギなど動物とも触れ合います
  • 畑仕事をする人を畑人(ハルサー)と呼びます
  • ハイビスカスなど南国らしい花々も見られます

[1年を通して暖かい石垣島]

ハワイの気候と似ていると言われる石垣島。1年を通して温暖で、3月に海開きになります。5月上旬から6月中旬までは梅雨。
大型の台風は、8月下旬から9月に多くなります。1年間の降水量と気温の平均値を、東京のものと比べてみました。

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