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知っトク!?健康スキル

花粉症対策だけで大丈夫!?実はフードアレルギーかも!?(4/5)

掲載号 vol.8

陽性反応が出たら、どうすればいいの?

「検査を受けてみたい。でも陽性反応が出たら心配……」ここまで読んで、そう思った人も多いはず。
遅発型アレルギーにまつわる、さまざまな疑問に『三番町ごきげんクリニック』のメディカルコーチが答えてくれました。

この人に教えてもらいました 重元宏恵さん 看護師/メディカルコーチ

しげもと ひろえ●『三番町ごきげんクリニック』勤務。看護師の仕事に加え、遅発型フードアレルギーで陽性の診断を受けた人を対象に、正しい知識の伝授や、栄養指導などのフォローアップを行う。また、生活習慣の改善に向けたコーチングも行っている

検査で陽性反応が出たら、食生活を変えなくちゃならない?

「アレルゲンとなる食品を 半年間、摂らないようにしてください」
検査でアレルギーレベルⅢ以上と診断されたら、アレルゲンになる食品を一切摂らないよう指導しています。例えば成長過程にある10代の方など、厳しい食事制限が好ましくない場合は、その食品を摂ったらその後3日摂らないようにする4デイズローテーションという方法を選ぶこともありますが、基本的には一切摂らないという方法になります。これまで私が指導した中に、卵や乳製品を含む50種類がアレルゲンだったという人がいたんですが、その場合はレベルの高い食品から優先順位をつけて除去を行います。強度のアレルギーが治まると、それにつられるように他のアレルゲン反応も落ち着きました。食べられないものがある生活は大変かもしれませんが、不調のない未来をイメージすれば、長い人生の中の半年をがんばれると思います。

その食品を摂らないって、簡単なこと?

「卵や乳製品はさまざまな料理・食品に 使われているので、注意が必要です」
アレルゲン除去は簡単なことのように思われそうですが、卵や乳製品は、実にいろいろな料理や食品に使われているので、注意が必要です。卵は、揚げ物やハンバーグのつなぎにも使われていますし、パスタなど一部の麺類、マヨネーズやドレッシングにも含まれています。乳製品はグラタンやピザ、パン、そしてチョコレートやケーキなどのスイーツにも使われています。こんな食品にも? と思うようなものに含まれていますので、買いものでは成分表示を必ずチェックする習慣をつけなければいけません。自炊なら食べるものを自分で管理しやすいでしょう。また、最近はアレルギー対応をしてくれる飲食店も増えていますから、事前に問い合わせて相談することもできますよ。

どんな食事にすればいいの?

「和食にすると、比較的アレルゲン除去がスムーズです」
ごはんに味噌汁、魚のおかずといった和食はアレルゲン除去がしやすいと言えます。乳製品や卵を使わない料理も多くありますし、やはり古くから日本にあるものは日本人の身体に合うのでしょう。ちなみにスイーツも和菓子がいいですね。また、パンが食べたくなったら、卵と乳製品を使っていないベーグルやナンを。その他、牛乳の代わりに豆乳にするなど代替できる食品は多くありますので、工夫次第でアレルゲン除去はスムーズになりますよ。

ひとりでもアレルゲン除去に取り組める?

「できれば、家族や友人など協力者がいたほうがいいでしょう」
強い意志と正しい知識があればひとりでも可能だと思います。ただ、知識豊富なメディカルコーチや、食事を共有する家族などサポートしてくれる人がいた方が成功しやすいでしょう。ある男性は、小さな娘さんが食事のたびに「パパ、これ食べていいの?」と言ってくれることで、食べたい気持ちを抑えられたそうです。また、制限を理解して外食に付き合ってくれる友達・同僚の存在など、周囲の温かいサポートが心の支えになる場合も多いんですよ。

その食品を摂らない以外に、やっておくべきことは?

「消化吸収をよくするとよいでしょう」
遅発型フードアレルギーは、アレルゲンになる食品の腸内での代謝が追い付かずに起こると言われています。そのため、アレルゲン除去と並行して弱った胃腸の消化吸収力を上げるとよいでしょう。そう言うと、よくヨーグルトを食べて腸内を整えようとする人がいるのですが、乳製品そのものがアレルゲンになっている場合が多いので要注意。『三番町ごきげんクリニック』では腸内環境を整える乳酸菌サプリメントなどをおすすめしています。

半年間、アレルゲン除去をして、改善したらまた食べられる?

「食べられます。ただ、やはりバランスのよい食事を心がけてください」
再検査で改善が見られれば、今までガマンしていた食品も食べられるようになりますよ。ただし、美容と健康のためにはやはり、バランスのよい食事が大事です。いろいろな食材をバランスよく摂り、身体にいいと言われるものであっても同じものを毎日食べ続けないこと。ガマンしていた食品が解禁になっても、1度食べたら3日空ける4デイズローテーションを取り入れた方がよいでしょう。情報に惑わされず、自分の身体を知ってより快適で健康な毎日を創り上げましょう。

改善して、アレルゲンだったものを食べ始めたとき、再び遅発型フードアレルギーだと思われる症状が出ることがあります。その場合は、アレルゲンとなる食品を避けることが必要です。

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