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花粉症対策だけで大丈夫!?実はフードアレルギーかも!?(3/5)

掲載号 vol.8

アレルゲンになる可能性が最も高いのは卵&乳製品。

調べた母集団のうち8割もの人に陽性反応があった遅発型フードアレルギー。では、どんな食品がアレルゲンになっているのでしょうか?

『三番町ごきげんクリニック』のデータによると、アレルゲンになりやすい食べ物には、ある傾向が見られるそうです。

「検査で陽性反応が出る食品の中で圧倒的に多いのは卵と乳製品です。特に卵は、高度に当たるレベルⅤ~Ⅵの人が約60~65%、レベルⅢ~Ⅳの中等度の人は80~85%にも及んでいました。卵に反応が出ない人は、たった15~20%しかいないんです。これは私自身も驚きました」

他にもアレルゲンになりやすい食品として、牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品、アスパラガスや小麦がこれらに続きます。

「傾向として、昔から日本人が食べてこなかった外来種に陽性が出やすいと私は思っています。例えば、りんごには反応が出にくいけれども、キウイ、バナナ、パイナップルには出やすい。米には出にくいけれども、パンには出やすいなど。戦後、日本人が欧米型の食生活を取り入れるようになってから、まだ100年にも満たないので、体質が追い付いてないのではないかと考えています」

アレルゲン除去が改善への第1歩。

いずれの食品も、1年を通してスーパーなどで普通に手に入り、冷蔵庫に常備されているようなものばかり。それだけ遅発型のアレルゲンが私たちの身の回りにあふれているのです。

遅発型フードアレルギーの対処方法は、アレルゲンになる食品を除去することと、腸環境を整えること。

「好物が食べられなくなったらどうしよう」と思うと憂鬱になりますが、遅発型の場合は即時型と違って一定期間アレルゲンを除去することで、改善が見られることが多いそうです。改善すれば、食べる頻度を調節しながらその食品をまた食べられるようになるので、心配し過ぎなくてもいいようです。

「個人差はありますが、アレルゲン除去に取り組んでしばらく経つと、睡眠の質や肌の調子がよくなったり、イライラが落ち着いて、集中力がアップするなど、変化を体感する人が多いですね。また、食生活を見直したことから、ダイエット効果が出たケースも少なくありません。全体的に健康が底上げされるようなイメージでしょうか」

すっきりとさわやかな体調のよさを得てから、以前の自分は体調不良だったのだと改めて気づく人も多いそうです。

病気のリスクを減らし、生活の質を上げる!

「ただ、好きで食べていたものをやめるには、強い意志が必要です。何か月も続けるのは大変ですし、そのためには周囲のサポートも大切だと思います。当クリニックでは、検査後にアレルゲンの含まれる食品や、代替食品の提案といった栄養指導に加え、その後の食生活に対する取り組みの長期的サポートを、専門のスタッフが行っています」

それでも中には、好物をやめられない人もいるとか。

「『体調がなんとなく優れないぐらいなら、乗り切れる』と軽く考える人もいるかもしれませんが、血液をめぐって、身体の中で毎日炎症が起きているとしたら? それは身体に負担をかけ、エイジングを進ませることにもつながります。美容にももちろん悪影響ですが、将来大きな病気になるリスクもはらんでいると言えます」

遅発型アレルギーの検査費用は安価ではありませんが、慢性的な体調不良と決別できるチャンスだと捉えると、クオリティオブライフ=生活の質を上げるために必要な投資だと言えるかもしれません。

次のページからは、陽性反応が出た場合の具体的な食生活改善方法について、紹介していきます。

本誌スタッフも検査しました!

本誌スタッフの6名が、遅発型フードアレルギーの検査を受けてみたところ、6名のうち5名にアレルギー反応が出ました! 事前アンケートでは、全員「特に慢性的な不調を感じていない」ということでしたが、1名は、卵(卵黄・卵白)に強い反応が。他の4名は卵、製パン用イーストなどに中程度の反応が出ました。

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