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知っトク!?健康スキル

太りにくくなり、記憶力UP!?いい眠りを叶える7つのコツ(1/3)

掲載号 vol.28

1日の始まりは眠りから 寝る間を惜しむはもうやめよう1日の始まりは眠りから 寝る間を惜しむはもうやめよう

美と健康に欠かせないのは、食事、運動、そして睡眠。わかってはいても、睡眠時間を削ってしまう人は多いようです。忙しい毎日。やらなければならないことはたくさん。だからこそ、今までの眠りを変えてみましょう。きっと毎日が、もっと輝きます。

記事内容

読了時間:9分

この先生に聞きました!

古賀 良彦 先生

古賀 良彦 先生

こが よしひこ

杏林大学名誉教授
日本精神神経学会
認定専門医

1971年、慶應義塾大学医学部卒業。76年、杏林大学医学部精神神経科学教室に入室。90年に助教授、99年に主任教授を経て現在に至る。NPO法人日本ブレインヘルス協会理事長。著書に『熟睡する技術』(メディアファクトリー)などがある

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“寝る間を惜しむ”はもうやめよう! 1日の始まりは眠りから

理想は7~8時間。実は医学的根拠なし!?

ぐっすり眠りたい。でも、毎日忙しくてなかなか……。きっと多くの人が、今の睡眠時間が十分でないと感じていると思います。事実、日本人の睡眠時間は減少傾向にあります。厚生労働省の国民健康・栄養調査(2016年)によると、睡眠時間が6時間未満という人は、実に約4割(39.6%)にもなることがわかりました。調査が始まった2003年から、この“睡眠時間6時間未満”の人は年々増加しています。睡眠時間を確保できない理由として多く挙がったのが、やはり仕事、育児、家事。男性も女性も“寝る間を惜しんで”がんばり過ぎているようです。

睡眠はとても大切なものですが、仕事や育児、家事を人任せにして睡眠時間を増やす、というのは現実的ではありません。私たちはどう睡眠をとればいいのでしょうか。睡眠に関する著書も多い、杏林大学名誉教授の古賀良彦先生を訪ねると、少し意外な話を聞くことができました。

「“理想の睡眠時間は7~8時間”のように言われますが、実は明確な医学的根拠はありません。6~9時間という平均値をもとに、そう言われているだけなのです。先進国の平均睡眠時間(下のグラフ参照)を見ても日本人が最も短いのですが、実はあいまいです。日本が調査した睡眠時間は“眠っていた時間”ですが、どうやらヨーロッパでの調査は、“ベッドに入っていた時間”のようなのです。フランス人女性と、日本人女性の睡眠時間には1時間ほど開きがありますが、本当はそれほど差がないのかもしれません」

先進国の平均睡眠時間を比較

OECD(経済協力開発機構)の国際比較調査(2014年)

理想とされている7~8時間の睡眠をとれていなくても、深刻に考える必要はないのだそうです。

「生活に支障が出る場合は別ですが、時間を思うようにとれなくても、その分“いい睡眠”をとれるよう心がければいいのです」

食事や運動と同様に睡眠を大切に。

“睡眠は、量より質”とは言いますが、それが質の高いものかどうかは判断しにくいもの。先生の言う“いい睡眠”をとるには?

「まず、睡眠に対する考え方を変えてみましょう。ほとんどの人は、美と健康のために、食事と運動と睡眠が大事であることはご存知のはずです。でも、食事や運動と同じように、よりよい睡眠にしよう! と努力している人は少ないようです。眠りは大事だとは思いながらも、睡眠に対する努力や工夫は後回しになってしまっているのではないかと思います。今やっていることが終わったら寝る、という状態をまずは変えてみましょう。食事や運動と同じように大切に考えることで、いい睡眠が得られるようになりますよ」

食事や運動は、努力した分だけ満足感も達成感も得られます。それと同じように睡眠の位置づけを変えれば、身体にも心にもたくさんのハッピーが得られるということです。

一日の終わりに眠りにつき、朝、目覚めたときからすべてが始まる。例えばそんなとらえ方を変えてみてもいいかもしれません。眠りはスイッチオフではなく、いきいきと活動するための充電。目覚めではなく、眠りから1日が始まる。そんな風に考えてみませんか? それだけで睡眠の位置づけが少し変わるかもしれません。

“寝るのがもったいない”、“寝る間を惜しむ”はもうやめて、眠ることに対して、もっと欲張りになりましょう!

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